さ行の用語
歯科医師
歯、歯周組織(歯ぐき、歯槽骨など)、顎、口腔粘膜など、口腔領域の疾患の予防、診断、治療を専門とする医療従事者です。むし歯治療、歯周病治療、抜歯、歯の欠損に対する補綴治療(入れ歯(義歯)、ブリッジ、インプラントなど)、歯列矯正、口腔外科手術(親知らずの抜歯、顎関節症治療、口腔がん治療など)、審美歯科、予防歯科(フッ素塗布、シーラント、口腔清掃指導など)など、幅広い業務を行います。医師とは別の国家資格(歯科医師免許)が必要です。
資金繰り
会社経営における現金の収入と支出を管理し、資金不足に陥らないように調整することです。資金繰り表を作成し、将来の資金収支を予測・管理することが重要です。会計事務所は、資金繰り表の作成支援や改善アドバイス、融資相談などを行うことがあります。資金繰り表は、一定期間の現金の収入と支出を予測・実績管理するもので、資金ショート(支払不能)を回避するために不可欠です。会計事務所は、資金繰り表の作成支援、資金繰り改善のアドバイス、金融機関からの融資支援(事業計画策定、交渉支援など)、補助金・助成金活用支援などを通じて、企業の資金繰りをサポートします。
資金調達
企業が事業活動を行うために必要な資金を外部から集めることです。主な方法として、金融機関からの融資(借入)、新株発行による増資、社債の発行などがあります。また、ベンチャー企業などではベンチャーキャピタルからの出資も重要な資金調達手段となります。調達方法によって企業の資本構成や返済義務が異なります。
仕込み
営業や調理の本格開始前に、必要な食材の準備をすべて整えておく作業工程です。野菜のカット、肉のポーション分け、ソース作りなど、注文後すぐに調理に取りかかれる状態にします。この作業の質と量が、ピークタイムのサービスの質とスピードを直接左右するため、調理業務の基盤となる重要な工程です。
資産税
個人や法人が所有している土地、家屋、株式などの「資産」に対して課される税金の総称です。代表的なものには、毎年課税される固定資産税や都市計画税、資産の移転時に課税される相続税や贈与税などがあります。対象となる資産の種類や評価方法、税率はそれぞれ異なり、専門的な知識が求められます。会計事務所の税理士などがこれらの税務相談や申告業務を扱います。固定資産税と都市計画税は、毎年1月1日現在の土地、家屋、償却資産の所有者に対して課税されます(固定資産税の標準税率は1.4%、都市計画税の制限税率は0.3%)。相続税は、亡くなった方から財産を相続した際に課され、基礎控除額(例:3000万円 + 600万円 × 法定相続人の数)を超える場合に申告・納税が必要です。贈与税は、個人から財産をもらった際に課されます。これらの税金は評価方法や控除制度が複雑なため、専門的な知識が求められます。
試算表
総勘定元帳の各勘定科目の借方合計と貸方合計、あるいは残高を集計し、一覧表にしたものです。決算手続きの前に作成され、仕訳や転記の正確性を検証し、貸借平均の原理(借方合計と貸方合計が一致すること)を確認する目的があります。合計試算表、残高試算表、合計残高試算表などの種類があります。
下請法
親事業者(元請業者など)による下請事業者(一次下請、二次下請など)に対する優越的地位の濫用行為(例:不当な支払遅延、不当な減額、買いたたき、不当な経済上の利益提供要求など)を規制し、下請事業者の利益を保護し、国民経済の健全な発達に寄与することを目的とする法律です。建設業法と合わせて遵守が求められます。
下処理
仕込み工程の一部で、特に生の食材に対する初期段階の処理を指します。食材の洗浄、皮むき、魚の骨抜き、肉の筋切りなどが含まれます。より高度な調理に進むための基本的かつ重要な作業であり、セントラルキッチンなどで集中的に行われることもあります。
指定工場
道路運送車両法に基づき、地方運輸局長から「指定自動車整備事業」の指定を受けた整備工場のことで、一般に「民間車検場」とも呼ばれます。認証工場の資格を有していることに加え、自動車の点検・整備を行うための設備、自動車検査員を含む一定数以上の有資格者、管理組織などが国の定める基準に適合している必要があります。最大の特色は、自社工場内で車検(継続検査)に必要な点検、整備、そして最終的な完成検査までを一貫して行うことができ、「保安基準適合証」を交付する権限を持っている点です。これにより、利用者は車両を運輸支局などに持ち込む手間が省けます。
指導計画
保育所保育指針に基づき、保育士が子どもたちの発達を見通して日々の保育活動を計画するために作成する文書の総称です。長期的な「年間指導計画」から、月単位の「月案」、週単位の「週案」、1日単位の「日案」まであり、保育の質を保証し、職員間で方針を共有するための重要なツールです。作成能力は保育士の必須スキルとされます。
シフト制
店の営業時間が1日の標準労働時間を超える場合に、従業員が交代で勤務する勤務形態です。働く曜日や時間帯が固定されている「固定シフト制」と、一定期間ごとに変動する「自由シフト制(希望シフト制)」があります。フードサービス業界の多くの職場で採用されています。
社会資本整備
道路、港湾、空港、鉄道、上下水道、公園、学校、病院など、国民生活や経済活動の基盤となる公共的な施設(社会資本、インフラストラクチャー)を整備すること。建設コンサルタントは、これらの計画、調査、設計、維持管理などに深く関わり、安全で豊かな社会の実現に貢献します。老朽化対策や戦略的維持管理・更新が重要課題です。
社会福祉士
福祉全般に関する相談援助を行う国家資格を持つ専門職(ソーシャルワーカー)です。高齢者や障害者だけでなく、子どもや生活困窮者など支援対象が非常に幅広いのが特徴です。利用できる制度やサービスにつなぎ、行政や医療機関など様々な関係者との「橋渡し役」として活躍します。
社会福祉法人
社会福祉事業を行うことを目的として設立された非営利の公益法人です。日本の私立認可保育園において最も伝統的で数が多い運営母体であり、非営利性から経営基盤が非常に安定しています。給与体系も公務員に準じるなど安定していることが多く、長期的なキャリアを築きたい求職者に適しています。
社会保険
国民の生活を保障するために、国が運営主体となり、病気、けが、出産、死亡、老齢、障害、失業などのリスクに備える公的な保険制度の総称です。主に、健康保険、厚生年金保険(または国民年金)、介護保険、雇用保険、労働者災害補償保険(労災保険)の5つを指します。企業は従業員の社会保険料の一部を負担し、給与から天引きして納付する義務があります。
社会保険完備
法律で加入が義務付けられている4つの公的保険制度(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)すべてに加入できることを意味します。これは従業員の生活を守るためのセーフティネットであり、正社員の求人においては記載されていて当然の最低条件と見なされます。
社会保険労務士
労働関連法令および社会保険諸法令に基づく書類作成・提出代行、帳簿作成、労務管理や年金に関する相談・指導を専門業務とする国家資格者です。社会保険労務士法に基づき、全国社会保険労務士会連合会に登録することで、その名称を用いて業務を行うことができます。企業経営における「人」に関する専門家として、従業員の採用から退職までの人事労務管理全般を支援します。その本質的な役割は、単なる手続き代行に留まらず、就業規則の整備や適正な労働時間管理を通じて、労使紛争を未然に防ぐ「予防法務」にあります。健全な職場環境の構築を通じて企業の持続的成長を支える、経営の戦略的パートナーです。
車検専門店
自動車の継続検査(一般に「車検」と呼ばれる)に特化、あるいは主力業務としてサービスを提供する整備事業者です。作業工程の効率化を図り、「短時間車検」「低価格車検」などを強みとして打ち出す店舗が多いのが特徴です。主な業務は車検の検査業務ですが、車検に合格するための予防整備や、保安基準に適合しない箇所の部品交換、関連するメンテナンス作業も行います。自動車検査員の資格を持つ人材や、迅速かつ正確な作業ができる整備士の需要が高い職場です。
車検 (自動車検査登録制度)
自動車が道路運送車両法に定められた保安基準(安全性や環境保全に関する技術基準)に適合しているかどうかの検査を、国(運輸支局など)が一定期間ごとに行う制度です。「自動車継続検査」が正式名称で、この検査に合格しなければ、その自動車を公道で運行することはできません。新車登録から3年後、それ以降は自家用乗用車の場合、通常2年ごと(一部の商用車や特殊車両は1年ごとなど期間が異なる)に受ける必要があります。
射出成形
プラスチック製品を大量生産するための代表的な加工法です。加熱して溶かしたプラスチック材料を金型内に高圧で射出し、冷却・固化させて製品を作ります。金型の形状を精密に転写できるため、スマートフォンの筐体など複雑な形状の製品製造に適しており、高い生産性を実現します。現代の製造業に不可欠な基幹技術の一つです。
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