シニアジョブエージェントの職種別用語集

あ行の用語

ISO9001 製品やサービスの品質を保証するための国際規格です。製品そのものではなく、それらを生み出す組織のプロセス全体が適切に管理されていることを証明します。PDCAサイクルに基づく継続的な改善を基本原則としており、この認証を取得することで、顧客満足度の向上や取引先からの信頼獲得に繋がります。グローバルなサプライチェーンにおいて、品質レベルを統一するための重要な基準となっています。 IFRS(国際財務報告基準) 国際会計基準審議会(IASB)によって設定される会計基準群です。世界各国の資本市場で財務情報の国際的な比較可能性を高めることを目的としています。日本の会計基準とは異なり、原則主義(細かなルールよりも会計原則の精神を重視)や資産負債アプローチ(貸借対照表重視)などの特徴があります。のれんの非償却・減損処理、収益認識基準の違いなどが代表的です。上場企業を中心に任意適用が進んでいます。 IADL 「手段的日常生活動作(Instrumental Activities of Daily Living)」の略称。人が地域社会の中で自立した生活を営む上で必要となる、より高度で複雑な活動を指します。具体的には、電話の使用、買い物、食事の準備、家事、洗濯、交通機関の利用、服薬管理、金銭管理などが含まれます。これらの活動は、基本的な身体動作だけでなく、計画性、判断力、記憶力といった複雑な認知能力を必要とします。ADLより先に衰える傾向があり、地域社会での自立生活を継続できるかを判断する上で重要な指標となります。 ICT施工 情報通信技術(Information and Communication Technology)を建設工事の調査、設計、施工、検査、維持管理といった各プロセスに全面的に活用する取り組みです。ドローンによる3次元測量、BIM/CIMなどの3次元データの活用、GPS誘導による建設機械の自動制御施工(マシンコントロール・マシンガイダンス)、クラウドを利用した情報共有などにより、生産性の向上、品質管理の高度化、安全管理の強化、工期短縮、技能者不足への対応などを目指します。国土交通省が推進するi-Construction(アイ・コンストラクション)の中核をなす技術であり、施工管理者はこれらの技術導入や運用に関する知識も求められるようになってきています。 ICU(集中治療室) 生命の危機的状況にある重篤な患者に対し、24時間体制で集中的な治療と看護を提供する専門病棟です。「Intensive Care Unit」の略称です。ICU看護師の主な役割は、人工呼吸器や心電図モニター、輸液ポンプなど多数の生命維持管理装置を駆使し、患者のバイタルサインや検査データを継続的に監視・分析する全身管理です。患者の状態のわずかな変化が生命に直結するため、高度なアセスメント能力と迅速な判断力、そして急変時に的確に対応できる臨床技術が求められます。患者対看護師の比率が原則2対1と手厚く配置されており、患者が意識不明瞭であったり、鎮静下にある場合も多いため、家族への精神的支援や意思決定支援も重要な職務となります。 IPO支援 企業が新規株式公開(IPO)を行う際に、会計事務所や監査法人、証券会社などが提供する専門的な支援サービスのことです。具体的には、上場準備のための会計制度の整備、内部統制システムの構築支援、申請書類(Ⅰの部など)の作成支援、資本政策のアドバイス、監査法人による金融商品取引法に準ずる監査などが含まれます。 IPO(新規株式公開) 未上場企業が証券取引所に株式を上場し、一般投資家に向けて株式を売り出すことです。企業にとっては、資金調達の手段拡大、知名度や社会的信用の向上といったメリットがあります。経理・財務部門は、上場審査に向けた会計制度の整備、内部統制の構築、申請書類の作成など、上場準備において中心的な役割を担います。 アウトソーシング 企業が自社の業務プロセスの一部または全部を、専門的な知識やノウハウを持つ外部の専門業者に継続的に委託することです。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)と比較すると、より広範な意味で使われ、特定の業務単位(例:給与計算、データ入力など)での委託も指します。コスト削減や業務効率化、コア業務への経営資源集中などを目的として導入されます。 アスベスト(石綿) かつて耐火性、断熱性、防音性などに優れるため建材(吹付け材、保温材、屋根材、Pタイルなど)に広く使用されていた天然の鉱物繊維です。しかし、飛散した繊維を吸入すると肺がんや中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こすことが判明したため、現在は製造・使用が原則禁止されています。解体工事や改修工事の際には、労働安全衛生法や大気汚染防止法に基づき、アスベスト含有の有無を事前調査し、その結果を都道府県等に報告する義務があります。除去作業を行う場合は、作業レベルに応じた作業計画の届出、作業員への特別教育の実施、適切な保護具(防じんマスク、保護衣など)の着用、作業基準の遵守(作業場所の隔離、湿潤化、負圧除じんなど)、飛散防止対策、特別管理産業廃棄物としての適正な処理などが施工管理者に厳しく求められます。 アセスメント 看護過程の第一段階であり、患者の状態を評価・分析する極めて重要なプロセスです。単なる情報収集ではなく、患者からの訴えなどの「主観的情報(S情報)」と、バイタルサインや検査データ、観察所見といった「客観的情報(O情報)」を体系的に収集し、それらを統合・解釈して患者が抱える健康上の問題点や潜在的なリスクを明確にすることを指します。このアセスメントの質が、その後の看護過程全体の方向性と妥当性を決定づけます。 斡旋 個別労働関係紛争(解雇、賃金未払いなど)を、裁判によらずに解決するための話し合いの手続きです。労働局などに置かれる紛争調整委員会が、中立な第三者として労使の間に入り、双方の主張を聞いて円満な解決を目指します。手続きは非公開・迅速・低廉で、特定社会保険労務士は当事者の代理人としてこの手続きに参加できます。 アトリエ系設計事務所 建築家が主宰し、デザイン性や作家性の高い建築作品を追求する傾向のある設計事務所です。小規模な組織が多く、住宅、商業施設、公共建築など幅広い用途の設計を手がけます。独創的なコンセプトや空間提案が特徴で、デザイン力を重視する求職者にとって魅力的な選択肢です。 洗い場 使用済みの食器、鍋、調理器具などを洗浄する専門の場所または業務です。洗い場の作業が滞ると厨房全体の機能が停止するため、目立たないながらも極めて重要な役割を担います。スピードと効率性が求められ、新人調理師が最初に担当することも多くあります。 アライメント調整 自動車のホイール(車輪)が車体に対して取り付けられている様々な角度(主にトー角、キャンバー角、キャスター角など)を、メーカーが定める基準値に精密に調整する作業です。「ホイールアライメント調整」とも呼ばれます。縁石への乗り上げ、事故による足回りの損傷、サスペンション部品の交換、車高の変更などによってアライメントは狂うことがあり、これを適正な状態に調整することで、直進安定性の向上、タイヤの偏摩耗防止、燃費の改善、ステアリング操作感の改善などが期待できます。専用のコンピュータ化されたアライメントテスターを使用して測定と調整が行われます。 安全衛生 労働安全衛生法に基づき、従業員が健康かつ安全に働ける職場環境を確保し、労働災害を防止するための一連の活動です。機械設備による負傷事故を防ぐ「労働安全」と、有害物質や過重労働から健康を守る「労働衛生」の二つの側面があります。具体的な活動には5S活動や危険予知訓練(KYT)、ヒヤリハット報告などがあり、企業の持続的成長に不可欠な要素です。 安全衛生責任者 建設現場などで、複数の下請事業者が混在して作業を行う場合に、労働者の安全と健康を確保するために、統括安全衛生責任者との連絡調整、下請事業者間の連絡調整、作業場所の巡視、危険箇所への立入禁止措置、災害発生時の措置などを職務とする者です。通常、各下請事業者の職長(作業主任者)などが選任され、労働安全衛生法に基づき、現場の安全管理体制の一翼を担います。 安全管理 建設現場における労働災害や公衆災害を未然に防止し、作業員および第三者の安全と健康を確保するための計画的かつ組織的な活動全般を指します。具体的には、危険予知活動(KY活動)の日常的な実施、安全衛生計画の策定と周知、新規入場者教育や職長教育などの安全教育の実施、ヘルメットや安全帯などの保護具の着用徹底、足場・型枠支保工・建設機械などの安全点検、現場の安全パトロール、ヒヤリハット事例の収集と対策検討、災害発生時の対応体制の整備などが含まれます。労働安全衛生法に基づき、安全衛生責任者や統括安全衛生責任者の選任・指揮も重要となります。施工管理技士の最も重要な職務の一つであり、工程管理、品質管理、原価管理と並ぶ4大管理の一つです。 安全配慮義務 労働契約法に定められた、使用者が労働者の生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をする義務のことです。作業環境の整備や健康診断の実施といった物理的な安全確保だけでなく、長時間労働の抑制やハラスメント防止など、労働者の心身の健康を守るための配慮も含まれます。 RCCM(シビルコンサルティングマネージャ) 建設コンサルタント業務におけるプロジェクトの管理技術者や照査技術者として必要な専門知識、技術力、実務能力を有することを認定する民間資格。「Registered Civil Engineering Consulting Manager」の略。技術士と並び、特に公共事業の調査・計画・設計業務における責任者としての能力を示す重要な資格とされ、実務経験が重視されます。4年ごとの登録更新制度があり、CPD単位の取得と講習受講が必須です。 RC造(鉄筋コンクリート造) 主要構造部(柱、梁、床、壁など)を、引張力に強い鉄筋と圧縮力に強いコンクリートを一体化させて構成する建築構造のことです。「Reinforced Concrete」の略。高い耐久性、耐火性、耐震性、遮音性を持ち、中高層のマンションやビル、橋梁などの土木構造物に広く採用されています。施工管理者は、鉄筋の配筋検査やコンクリートの打設管理など、RC造特有の品質管理に注意を払う必要があります。関連用語として、S造(鉄骨造)、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)があります。

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