シニアジョブエージェントの職種別用語集

あ行の用語

一般内科 特定の臓器や疾患に特化せず、内科系疾患全般を幅広く初期診断・治療する診療科です。風邪、インフルエンザなどの急性感染症、腹痛、頭痛といった日常的な症状から、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の継続的な管理、原因が特定できない体調不良の鑑別診断(プライマリ・ケア)まで、多岐にわたる患者に対応します。「総合内科」として標榜されることもあり、地域医療の第一線を担う「かかりつけ医」としての役割が重要です。 委任契約 依頼者が弁護士に法律事務の処理を依頼し、弁護士がこれを承諾することで成立する契約です。弁護士が代理人として相手方との交渉や訴訟活動を行うための根拠となります。弁護士職務基本規程により、受任する事件の範囲、弁護士報酬の内容などを明記した委任契約書を作成することが原則として義務付けられています。これは、医療におけるインフォームド・コンセントと同様に、依頼者が業務内容と費用を十分に理解し、納得した上で依頼するための重要な手続きです。 異年齢保育 「縦割り保育」とも呼ばれ、異なる年齢の子どもたちを同じグループで生活・活動させる保育形態です。年下の子どもは年上の子から学び、年上の子どもは思いやりや責任感を育むなど、社会性の発達を促す効果が期待されます。一方で、活動内容の計画や安全管理には、より幅広い発達段階への配慮と高度なスキルが保育士に求められます。 医薬分業 医師が診察と処方を行い、薬剤師が調剤と服薬指導を行うという、役割分担の原則です。患者は病院で処方箋を受け取り、調剤薬局で薬を受け取ります。処方内容を第三者(薬剤師)がチェックすることで医療の安全性が高まるメリットがあり、この制度が「調剤事務」という専門職の基盤となっています。 医療クラーク 医師や看護師の事務作業をサポートする専門職の総称です。業務内容により、医師の事務作業を専門に補助する「医師事務作業補助者」、外来部門で患者案内やカルテ準備を行う「外来クラーク」、入院病棟で入退院手続きなどを担う「病棟クラーク」などに分類されます。 医療的ケア児 たんの吸引や経管栄養など、日常生活を送る上で恒常的に医療的行為を必要とする子どものことです。保育現場での受け入れニーズが高まっており、看護師や、所定の研修を修了して「認定特定行為業務従事者」となった保育士が、医師の指示のもとでケアを行います。子どもの生命を支える、専門性の高い分野です。 医療DX デジタル技術を活用して、医療サービスの質向上と業務効率化を目指す変革のことです。「Medical Digital Transformation」の略です。看護分野では、記録業務の自動化やAIによる見守り支援などにより、看護師が記録作業などに費やす時間を減らし、患者と向き合う直接的なケアの時間を増やすことが期待されています。 医療秘書 病院の院長や医師などの秘書業務と、医療機関の事務・管理業務を担う専門職です。スケジュール管理や学会資料の作成サポートといった一般的な秘書業務に加え、レセプト作成やカルテ管理など医療事務の業務を兼務することもあります。 院外処方箋 診察を受けた医療機関以外の保険薬局で薬を受け取るために発行される処方箋です。医薬分業の原則に基づき、多くの医療機関で採用されています。患者はこれを持って任意の調剤薬局へ行くことで、専門の薬剤師による調剤と服薬指導を受けることができます。 インシデントレポート 医療現場において、結果的に患者に被害は及ばなかったものの、医療ミスにつながる可能性があった出来事(インシデント、ヒヤリ・ハット)について、その詳細を記録・報告する文書です。その最大の目的は、個人の責任追及ではなく、インシデントの情報を組織全体で共有・分析し、同様の事象の再発を防止することで、重大な医療事故(アクシデント)を未然に防ぐことにあります。 飲食店 レストラン、カフェ、居酒屋など、一般消費者に食事とサービスを提供する商業施設です。主な業務は仕込み、調理、盛り付け、片付けですが、顧客満足度が事業の成功に直結するため、料理の品質、創造性、提供スピードが常に求められます。メニュー開発や原価管理など、ビジネス志向のスキルも重要となります。 院内処方箋 診察を受けた医療機関内の薬局で薬を受け取るための処方箋です。患者にとっては移動の手間が省けるメリットがありますが、医薬分業の観点から、院外処方箋を発行する医療機関が増加しています。 インボイス制度(適格請求書等保存方式) 2023年10月1日から開始された消費税の仕入税額控除に関する新しい制度です。正式名称は「適格請求書等保存方式」。買手は、原則として適格請求書(インボイス)の保存がなければ仕入税額控除を受けられなくなります。インボイスを発行できるのは、税務署に登録申請した適格請求書発行事業者(主に課税事業者)に限られます。 ERP(Enterprise Resource Planning) 企業の持つ経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を統合的に管理し、経営の効率化を図るためのシステムやその考え方です。会計、販売、購買、生産、人事などの基幹業務を一元的に管理することで、情報共有の迅速化、業務プロセスの標準化・最適化、経営判断の精度向上などを目指します。 ECU (Electronic Control Unit) 自動車の各システム(エンジン、トランスミッション、ABS、エアバッグ、エアコン、パワーステアリング、ADASなど)を最適に動作させるために、プログラムに基づいて電子的に制御するコンピュータ(マイクロプロセッサ)の総称です。車両各部に配置された多数のセンサーからの入力情報をリアルタイムに処理し、その結果に応じてアクチュエーター(作動装置)へ適切な指示を送り、車両の性能、安全性、快適性、環境性能などを高度に制御します。現代の自動車には数十個から百個以上のECUがネットワークで接続されて搭載されており、故障診断にはスキャンツールが不可欠で、時にはソフトウェアのアップデートや書き換え(プログラミング、コーディング)が必要となる場合もあります。 EBM(根拠に基づく医療) Evidence-Based Medicineの略。個々の患者のケアに関する意思決定において、現時点で得られる最も信頼性の高い科学的根拠(エビデンス)を、医師自身の臨床経験や患者の価値観・意向と統合して用いるアプローチです。最新の研究論文や診療ガイドラインなどを批判的に吟味し、最適な治療法を選択することを目指します。 運送会社・企業 トラック、バス、タクシー、その他多数の社有車など、事業活動に不可欠な車両を自社で保有・運用している会社や企業体を指します。これらの事業者は、車両の安全運行確保と高い稼働率の維持が事業運営の根幹となるため、多くの場合、自社内に車両の日常点検、定期点検、整備、修理、車検管理などを専門に行う整備部門や自社整備工場を設置・運営しています。そこでは、計画的な予防メンテナンスの実施や、突発的な故障に対する迅速なトラブルシューティング能力が極めて重要視されます。特に、大型車両、トレーラー、冷凍冷蔵車、クレーン付き車両といった特殊な構造や機能を持つ車両の整備経験や専門知識を持つ整備士が重宝される傾向にあります。 衛生管理 食中毒を防ぎ、安全な食事を提供するための包括的な取り組みの総称です。スタッフの健康管理や手洗い、調理器具や施設の洗浄・消毒、適切な温度での食材保管、害虫駆除などが含まれます。プロの調理現場では法律で義務付けられた厳格な規律であり、HACCPの導入が基本となります。 栄養士/管理栄養士 栄養士は養成施設卒業で得られる資格で、管理栄養士はさらに国家試験合格が必要な上位の国家資格です。特に病院や学校などの集団給食施設で、栄養バランスを考慮した献立を作成します。調理師は、栄養士や管理栄養士が作成した献立(計画)を、調理を通じて正確に実現する役割を担います。 駅近 最寄りの駅から施設までの距離が近いことを示す、求人情報などで使われる言葉です。一般的には「徒歩10分以内」を指すことが多いですが、明確な定義はありません。不動産広告では徒歩1分を80mで計算しますが、信号の待ち時間などは含まれないため、実際の通勤時間は個別に確認することが重要です。

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