か行の用語
株主総会
株式会社の株主によって構成される、会社の最高意思決定機関です。取締役の選任・解任、定款の変更、合併や事業譲渡といった会社の組織や事業に関する重要事項、役員報酬の決定など、会社の根幹に関わる事項を決議する権限を持ちます。日々の業務執行は取締役会に委ねられますが、その取締役会を監督する立場にあり、株式会社の所有者である株主の意思を経営に反映させるための最も重要な機関です。
借り上げ社宅制度
企業(保育園の運営法人)が一般の賃貸物件を借り上げ、従業員に社宅として提供する住宅補助制度です。特に都市部では、自治体からの家賃補助事業を活用している園が多く、従業員は少ない自己負担で居住できます。給与額以上に実質的な価値を持つことがあり、保育士にとって最も魅力的な福利厚生の一つです。
カルテ
患者の診療経過や検査結果、治療内容などを記録した公式な医療文書です。診療録とも呼ばれます。患者情報(氏名、年齢、性別など)、主訴、現病歴、既往歴、家族歴、診察所見、検査データ、画像所見、診断、治療方針、処方内容、看護記録、指導内容などが時系列で記載されます。医療の質の確保、医療者間の情報共有、法的証拠、診療報酬請求など、多岐にわたる重要な役割を担っています。近年では電子カルテの導入が進み、紙カルテからデジタル化が進んでいます。
環境アセスメント(環境影響評価)
大規模な開発事業などが周辺環境(大気、水質、土壌、騒音、振動、生態系、景観など)に与える影響を事前に調査・予測・評価し、その結果を公表して地域住民や関係機関の意見を聴き、環境保全のための適切な対策(回避、低減、代償措置など)を検討する一連の手続き。環境影響評価法に基づき実施されます。
看護過程
個々の患者に対して最適かつ個別的な看護を提供するための、組織的・系統的な問題解決プロセスです。看護師が専門的判断に基づき看護を実践するための思考の枠組みであり、「アセスメント」「看護診断」「計画立案」「実施」「評価」の5つの構成要素から成ります。
看護記録
看護師が実施した一連の看護実践の過程と結果を記録した公式文書で、「診療録」の一部を構成します。その目的は、看護実践の証明、継続看護の担保、質の評価と向上、法的証拠など多岐にわたります。看護記録の保存期間は、医療法施行規則では2年間と規定されていますが、実務上は診療録と一体で管理されるため、事実上5年間の保存が推奨されています。
看護計画
看護過程の第3段階であり、アセスメントと看護診断によって明確化された患者の健康上の問題に対し、その解決や軽減を目指すための具体的な行動計画書です。看護目標、具体的な観察項目(O-P)、ケア項目(T-P)、教育・指導項目(E-P)などが含まれ、チーム全体の看護師がケアの方向性を共有するための「羅針盤」となります。
看護師長
一つの看護単位(病棟や外来、手術室など)における看護業務および看護スタッフを統括する管理職です。部署の看護ケアの質の維持・向上に責任を持つと同時に、スタッフの労務管理、資源管理、他部署との連携・調整など多岐にわたる業務を担います。高度なマネジメントスキルが求められるポジションです。
看護助手
病院などの医療機関で、看護師の指示のもと、そのサポート業務や患者の身の回りの世話を行う職種です。食事介助や入浴介助、ベッドメイキング、医療器具の準備・洗浄などを担当します。医療行為は行えず、看護師が専門業務に集中できるよう支援する、看護チームの重要な一員です。
監査法人
5名以上の公認会計士が共同して設立する法人で、主に大企業や上場企業の法定監査を組織的に行うことを目的としています。会計監査のほか、内部統制コンサルティングやIFRS導入支援など、高度な専門サービスを提供します。監査法人は公認会計士法に基づいて設立されます。主な業務は会計監査ですが、監査対象企業に対しては独立性の観点から提供できる非監査業務に制限があります。提供する非監査業務には、財務デューデリジェンス、事業再生支援、IPO支援、フォレンジック(不正調査)など、より広範なアドバイザリーサービスも含まれます。いわゆる「Big4」と呼ばれる大手監査法人は、グローバルネットワークを有し、大規模な上場企業の監査を多く手掛けています。
勘定科目
簿記において、取引の内容や性質を具体的に示すために使用される分類名のことです。「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」の5つのグループに大別され、さらに細かく「現金」「預金」「売掛金」「買掛金」「売上」「仕入」「給与手当」「支払利息」といった科目に分類されます。正確な会計処理を行い、財務諸表を作成するための基礎となります。
カンファレンス
医療現場において、医師、看護師、薬剤師、その他の医療スタッフ(コメディカル)が集まり、特定の患者の病状、診断、治療方針、ケアプランなどについて情報共有、意見交換、意思決定を行う会議のことです。多職種連携を促進し、チーム医療の質を高める上で非常に重要です。症例検討会、術前カンファレンス、退院調整カンファレンスなど、様々な目的で行われます。
管理会計
企業の経営者が経営上の意思決定や業績管理に役立てるために行う会計です。財務会計が法律等に基づき外部報告を目的とするのに対し、管理会計は社内利用が目的であり、形式や手法は企業が任意に定めることができます。主な内容として、予算管理、原価計算・原価管理、経営分析、資金繰り管理などがあります。
監理技術者
特定建設業者が元請として受注した工事で、下請契約の請負代金総額が5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)となる場合に配置が義務付けられる技術者です。さらに、当該工事の請負代金が4,500万円以上(建築一式工事は9,000万円以上)の場合は、原則として現場に専任で常駐しなければなりません。配置には一級施工管理技士などの国家資格に加え、「監理技術者資格者証」の取得と監理技術者講習修了が必要です。主任技術者の上位資格に位置付けられ、施工計画書の作成、工程・品質・安全管理、下請業者の指導監督など工事全体の技術上の管理を統括します。
緩和ケア
生命を脅かす疾患に直面している患者とその家族に対し、痛みなどの身体的苦痛や、不安などの精神的苦痛を、診断された早期から治療と並行して和らげるアプローチです。終末期に限らず行われる点でターミナルケアとは区別され、患者がその人らしく過ごせるよう支援する中心的な役割を看護師が担います。
カー用品店
タイヤ、ホイール、カーナビゲーション、ドライブレコーダー、オーディオ、エンジンオイル、バッテリー、ワイパーブレードといった多岐にわたる自動車関連用品を販売する小売店です。多くの店舗では「ピット」と呼ばれる整備スペースを併設し、購入した用品の取り付け作業や交換作業(タイヤ、オイル、バッテリー等)、アライメント調整、さらには車検や簡単な点検整備サービスも提供しています。多様なメーカーの車種や様々なアフターパーツに対応できる幅広い知識と応用技術、顧客のニーズに合わせた商品提案力が求められます。
外来クラーク
病院の外来部門に所属し、患者の受付から診察までの流れを円滑にする役割を担う事務職員です。主な業務は、患者の呼び出し、カルテやレントゲンの準備、検査データの管理、電話応対など多岐にわたります。患者と医療スタッフの橋渡し役として重要な存在です。
概略設計
プロジェクトの初期段階で行われる設計で、複数の代替案を比較検討し、事業目的、規模、主要機能、配置、構造形式、概算事業費など、計画の骨子を決定するもの。この段階での検討が、後の基本設計や実施設計の方向性を大きく左右します。
ガソリンスタンド
主な業務である給油サービスに加え、洗車、タイヤ交換、エンジンオイル交換、バッテリー交換といった日常的なメンテナンスや軽整備を提供する施設です。近年では、地方運輸局長の認証を受けた「認証工場」の資格を取得し、車検の受付や一般的な整備・修理まで行う店舗も増えています。地域住民にとって手軽に立ち寄れるカーメンテナンスの窓口としての役割を担い、迅速な作業と丁寧な接客スキルが求められます。
学校法人
私立学校法に基づき、私立の学校を設置・運営することを目的とした非営利法人です。保育業界では伝統的に幼稚園の運営を担い、近年では認定こども園の運営主体としても重要です。所管は文部科学省で、福祉よりも「教育」を重視する傾向があり、教育者としての専門性を発揮したい求職者に適した職場環境と言えます。
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