か行の用語
QOL
「生活の質(Quality of Life)」の略。身体的な健康だけでなく、精神的な満足感や生きがいなどを含めた総合的な「生活の質」を指します。介護の最終目標は、利用者の「その人らしい生活」を支え、このQOLを向上させることにあり、介護の成功を測る最も本質的な尺度と言えます。
QOL(生活の質)
Quality of Lifeの略。単に病気がない、長生きするというだけでなく、身体的な健康、精神的な安定、社会的な活動への参加、経済的な安定、人間関係の満足度などを含めた、個人の主観的な生活の質や幸福度を指します。医療においては、治療効果だけでなく、患者のQOLを維持・向上させることも治療の重要な目標とされています。
強制執行
確定判決や和解調書などで認められた権利(債権)の内容を、相手方(債務者)が任意に履行しない場合に、国家権力によって強制的に実現する手続きです。金銭債権の回収のためには、債務者の給与や預金などの「債権執行」、不動産を差し押さえて競売にかける「不動産執行」、家財などを差し押さえる「動産執行」といった種類があります。
橋梁
河川、渓谷、海峡、道路、鉄道などを安全かつ効率的に横断するために架けられる構造物の総称。建設コンサルタントは、橋梁の計画、予備調査、設計(耐震設計含む)、点検・診断、補修・補強設計、長寿命化計画など、ライフサイクル全般にわたる幅広い業務に携わります。
許認可申請支援
建設プロジェクトの実施に必要な各種法令に基づく許可や認可(開発行為許可、道路占用許可、河川占用許可、建築確認など)を取得するために、申請書類の作成、関係行政機関との協議、手続きの代行などを建設コンサルタントが行う業務。建設業許可なども含まれます。
勤怠管理
従業員の出勤・退勤時刻、休憩時間、時間外労働、休日出勤、休暇取得状況などを正確に記録・管理する業務です。労働基準法などの法令遵守はもちろん、正確な給与計算の基礎となり、従業員の健康管理や働き方改革にも繋がる重要な業務です。
疑義照会
薬剤師が処方箋の内容について、薬品名、用法・用量、剤形、投与日数、医薬品の選択理由、相互作用、重複投与、患者のアレルギー歴や副作用歴、検査値などを考慮し、医学的・薬学的な観点から疑問点や不明な点、または処方内容が不適切であると判断した場合に、処方箋を発行した医師や歯科医師に問い合わせて確認・協議することです。薬剤師法で定められた薬剤師の重要な義務であり、薬物療法の安全性と有効性を高めるために不可欠です。
技術士
技術士法に基づき、科学技術に関する高度な専門的応用能力、豊富な実務経験、高い技術者倫理を備えていることを国が認定する国家資格。建設部門、上下水道部門、環境部門など21の技術部門があります。建設コンサルタント業務において、プロジェクトの指導的立場や責任者としての役割を担う重要な資格であり、文部科学省が所管しています。
業務計画書
建設コンサルタント業務を受注した際に、業務の目的、範囲、実施方針、作業手順、工程計画、人員体制、成果品の内容などを具体的に記載し、発注者に提出する計画書。業務を円滑かつ適切に進めるための指針となり、契約内容の履行を担保する上で重要な書類です。
空間情報技術
地理空間情報を取得、管理、解析、表示するための技術の総称。GIS(地理情報システム)、リモートセンシング(衛星画像や航空写真の解析)、GPSなどが含まれます。建設コンサルタントは、これらの技術を都市計画、環境調査、災害対策、インフラ管理など幅広い分野で活用しています。
躯体工事
建物の骨組みとなる主要構造部分(基礎、柱、梁、床、壁など)を造る工事のことです。建築工事の初期段階で行われ、建物の強度や耐久性、耐震性などに直接影響する非常に重要な工程です。主な工種として、鉄筋工事、型枠工事、コンクリート工事、鉄骨工事などがあります。この後の内装や外装などの仕上げ工事の精度にも大きく関わってきます。
組立・組付・加工
製造プロセスにおける基本的な作業工程群です。「加工」は原材料を設計図通りの部品に変える工程、「組付」は部品同士を接合して機能部品(モジュール)を作る工程、「組立」は部品やモジュールを組み合わせて完成品にする最終工程を指します。この「加工→組付→組立」の流れは、ものづくりの基本的な価値創造の連鎖を表しています。
クラウド会計
インターネット経由で利用できる会計ソフトウェアやサービスのことです。銀行口座やクレジットカードの取引明細を自動で取り込み仕訳する機能や、場所を選ばずに複数人で会計データにアクセスできる利便性があります。近年、多くの会計事務所でも導入が進んでいます。メリットとして、場所を選ばない利用、常に最新バージョンでの利用、データバックアップの手間削減、リアルタイムな経営状況把握などが挙げられます。一方、デメリットとしては、月額等のランニングコスト発生、インターネット環境への依存、セキュリティ面の懸念などが考えられます。電子帳簿保存法への対応機能を持つものも多くあります。
クラウド会計導入支援
インターネット経経由で利用できるクラウド型会計ソフト(例: freee、マネーフォワード クラウドなど)の導入から運用までをサポートするサービスです。会計事務所が、企業のDX推進や業務効率化を目的として提供することがあります。具体的な支援内容には、初期設定(勘定科目設定、期首残高入力)、既存ソフトからのデータ移行、銀行口座・クレジットカード連携設定、自動仕訳ルールの設定、従業員への操作研修、運用後のフォローアップなどが含まれます。これにより、経理業務の効率化、自計化の推進、リアルタイムな業績把握を目指します。
クリニカルパス
特定の疾患や手術などに対して、入院から退院までに行われる標準的な治療・検査・ケアのスケジュールを時系列で示した診療計画書です。医療の質を標準化・向上させ、チーム医療の効率化を図ることを目的とします。患者自身が入院生活の見通しを把握し、治療に主体的に参加することを促すツールとしても活用されます。
クリニック
一般的に、入院施設を持たないか、持っていても19床以下の小規模な医療施設を指します。「診療所」と同義で使われることが多いです。外来診療を中心に行い、地域住民の身近な「かかりつけ医」としての役割を担うことが多いです。特定の診療科に特化したクリニック(例:〇〇内科クリニック、△△眼科)や、複数の診療科を標榜するクリニックもあります。
グリーンインフラ
自然環境が持つ多様な機能(雨水貯留、水質浄化、気温調整、生物多様性保全など)を社会の様々な課題解決に戦略的に活用しようとする考え方、またはそのための施設や取り組みのこと。例えば、浸透性の舗装、屋上緑化、調整池などが挙げられ、建設コンサルタントも計画・設計に関わります。国土交通省が推進しています。
グループホーム
認知症の高齢者が、5~9人の少人数で共同生活を送る専門的なケア施設(認知症対応型共同生活介護)です。家庭的な雰囲気の中、スタッフの支援を受けながら食事の準備や掃除などを分担し、「役割」を持って生活します。環境の変化に弱い認知症の方が、なじみの関係の中で穏やかに過ごせるよう支援することを目的としています。
ケアプラン
要介護認定を受けた方が、どのような目標で、どのサービスを、どれくらい利用するかを具体的に定めた「介護サービス計画書」です。この計画書がなければ、原則として介護保険の給付は受けられません。利用者や家族の希望に基づき、ケアマネジャーが作成するのが一般的ですが、利用者自身が作成すること(セルフプラン)も制度上認められています。介護の羅針盤となる重要な文書です。
ケアマネジャー(介護支援専門員)
介護を必要とする人と介護サービスをつなぐ、制度の「水先案内人」とも言える専門職です。利用者や家族の相談に応じ、最適なケアプランを作成したり、サービス事業者や医療機関との連絡・調整を行ったりします。要介護認定の申請代行など、介護保険利用に関する幅広い支援を担います。
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