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50代向け!受かる履歴書の書き方・ポイントを詳しく解説

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

働く

50代向け|受かる履歴書の書き方!
ポイントを詳しく解説

50代の転職において、一番の難関が「書類選考の通過」です。書類選考が通過しなければ、もちろん面接にまで至りません。 年齢のせいで選考が通らなかった、と思われる人も多いかもしれませんが、原因は年齢によるものではないかもしれません。 これからご紹介する点に気をつければ、書類の通過率が今までよりもグンと上がるでしょう。この記事では、多くのシニアの履歴書作成をサポートをしてきたキャリアアドバイザーが、50代が履歴書を書く上で押さえておきたいポイントを解説します。

目次

50代の履歴書の書き方

ここでは、履歴書の用紙の上にあるものから順に解説します。

履歴書の書き方1:日付

企業に履歴書を提出する日を書きます。もし郵送での場合であれば、ポストや郵便局での投函日を書きしましょう。

履歴書の書き方2:名前

日常で略字を使っている方でも、略字では書かず、戸籍に登録されている字体で書きましょう。

履歴書の書き方3:顔写真

3カ月以内に撮影した写真を使用しましょう。基本は男女共に、スーツを着用した撮影です。

履歴書の写真に関連した記事→履歴書の顔写真で失敗しない!シニア転職で受かりやすい履歴書写真の撮り方のコツ

履歴書の書き方4:現住所

都道府県から、住所、番地、建物名すべてを省略せず書きます。

履歴書の書き方5:メールアドレス

普段使用するメールアドレスを書きます。この場合、パソコンで使用するメールアドレスが無難です。
企業から添付されたファイルが携帯では開けない場合や、迷惑メール設定のせいでメールを受信出来ないというケースもあるからです。
また、中には携帯のメールアドレスを記入することによって、パソコンスキルがないのでは?という判断をする企業もあるようです。

履歴書の書き方6:学歴

一般的には高等学校卒業から書きます。大学や短期大学、専門学校名を書く際には学部、学科、専攻を記入し、何を学んできたかを理解してもらいましょう。

履歴書の書き方7:職歴

職歴は最終学歴の後から現在まで記入しましょう。職歴に関しては、のちほど、「履歴書のポイント」で説明します。

履歴書の書き方8:資格免許

資格は正式名称で書きます。「漢検」のように略語も使用せず、資格の実施団体もあわせて書きましょう。

履歴書の書き方9:趣味・特技

ありのままの趣味や特技を書いても問題はありませんが、もし応募企業や職種の特徴に関連するような趣味があった場合はそれを書くのがよいでしょう。

履歴書の書き方10:自己PR

今までの経験を生かした自分のアピールポイントを書きます。応募企業で生かせるスキルがある場合、強調させて書きましょう。

【職務経歴書の自己PR】書き方と例文!思いつかない場合はどうすればいい?

履歴書の書き方11:本人希望欄

「貴社の規定に従います」と書くのが無難です。希望日数や希望給与などを事前に書いた場合、自分の都合ばかり押し付けてくる人と見なされてしまうこともあります。条件は書類選考通過後にのちのちに話す機会があるので、どうしても外せない条件がある場合のみ、書きましょう。

履歴書の書き方12:通勤時間

ドアtoドアの最短ルートの片道所要時間を書きます。採用担当者は通勤時間が長いほど、応募者にとって負担が大きくなるのでは?という考えになってしまいます。できるだけ短いルートを見つけましょう。

なお、シニアジョブでは画面に沿って入力するだけで簡単に魅力的な履歴書・職務経歴書の作成ができるサービスを提供しています。履歴書作成に迷った場合は、ぜひご利用ください。

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郵送する場合の送付状の書き方については、下記の記事を参考にしてください。
履歴書の送付状・添え状の正しい書き方と「書類選考通過率が上がるコツ」を伝授

履歴書のポイント

ここまでは、履歴書の用紙の上にあるものから順に解説をしました。
ここからは履歴書を作成する上で重要なポイントを9個ご紹介します。

履歴書のポイント1:証明写真は明るい表情で

証明写真は書類選考する上で、大きな判断材料です。
採用担当者も書類選考する際、暗い表情の写真の人より、明るい印象の写真の人を選ぶでしょう。
また、写真を貼り付ける際には、写真の裏に名前を記入しましょう。なにかの拍子に剥がれてしまい、誰の写真か分からなくなる可能性があるためです。

履歴書のポイント2:年号は西暦か和暦(元号)に統一

西暦と和暦はどちらで書いても問題はありません。必ずどちらかに統一させましょう。
また、昭和を「S」、平成を「H」に省略して使用するのはNGです。

履歴書のポイント3:汚れ、折り目、使いまわしはNG

使いまわした履歴書は、採用担当者はすぐに気づきます。
企業に応募するたびに、新しい履歴書を用意しましょう。また、内容が良い履歴書でも、汚れていたら印象を悪くしてしまいます。

履歴書のポイント4:一度声に出して読んでみよう

面接は履歴書に基づいて質問されます。間違いがあった場合に気づきますし、面接の練習にもなります。

履歴書のポイント5:コピーやファイルを複製して手元に履歴書のデータを残しておこう

面接時には履歴書の内容を質問されることが多いため、手元にコピーがあると便利です。
ただし原本ではなくコピーした履歴書を採用担当者に提出しないよう、気をつけてください。

履歴書のポイント6:必ず見直しをしよう

誤字・脱字がないか、必ず見直しをしましょう。履歴書に書き間違いがあると、採用担当者から「仕事でもミスをするのでは?」と思われやすく、あまりいい印象を持ってもらえません。

履歴書のポイント7:書き間違えたら、最初からやり直ししよう

修正ペンを使用すると目立つため、なるべく控えてください。一カ所でも間違えてしまった場合、最初から書き直しましょう。
パソコンが使える人は、手書きよりもパソコンで作成してプリントアウトすることをおすすめします。

履歴書のポイント8:職歴をできるだけ短縮する

シニアの方の場合、職歴が多いこともあるでしょう。一つずつ書いていくと、長い履歴書になってしまい、職歴が多く見え、わかりづらくなってしまいます。
派遣会社の勤務が連続してある場合は、会社名を「派遣会社」として、その中の勤め先を「派遣先:◯◯会社」として記入し、職歴を短く見せるのがおすすめです。

履歴書のポイント9:表彰歴は書かない

表彰は所属先企業の評価のため、業務能力を判断する材料としては不十分です。
企業独自の表彰歴を書くことによって、プライドが高い人に見えたり、偉そうに思われてしまったりなど、マイナスの評価になることもありますので、表彰歴の記載はおすすめしません。
自己PR欄などでサラッとふれる程度にしておきましょう。

50代はなぜ履歴書に注意すべきなのか


若者やミドル世代よりも50代が履歴書を書く場合、注意すべき点がたくさんあります。なぜ多くのことに注意を払うべきなのか、理由を解説します。

若者やミドルより書類選考で落ちやすいため

50代の履歴書は、若者やミドル世代よりもキャリアが長い分、文面も長くなりがちです。そこで、いかに見やすく簡潔にまとめられるかがが重要なポイントとなります。
長大で読む気がしない、長くてポイントがつかみにくい、などの理由で書類選考を落とされないように気をつけなければいけません。
相手が読みやすい履歴書を書くように心がけてください。

履歴書の作成に慣れていない人が多い

同じ会社に長く勤めていた人や、しばらく仕事から離れていた人ですと、履歴書の作成に慣れていないため、大変手間がかかるでしょう。
パソコンの操作や書類作成に慣れていないと、些細な誤字脱字なども発生しやすくなります。経歴に抜け漏れがなく、書き間違いがないよう、注意してください。

まとめ


履歴書の作成には、今までの経歴を無駄なく必要な情報を記載し、相手にいかに分かりやすく受け取ってもらえるかが重要です。
今回ご紹介した各項目の履歴書の書き方を参考にして、一度ご自身の履歴書を作成してみてください。

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この記事の監修者

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

キャリアアドバイザーとして、転職相談3,000名以上、紹介企業数10,000社以上に対応。年間1,000名以上の履歴書、職務経歴書を作成。主に医療・介護業界の人材紹介を担当。「シニア人材の転職市場・転職の注意点」などのテーマで記事やコラムを監修。

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