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【職務経歴書の自己PR】書き方と例文!思いつかない場合はどうすればいい?

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

働く

職務経歴書の自己PR例文10選!
未経験や思いつかない場合は?

自己PRは転職活動をする上でとても重要なポイントです。しかし苦手意識のある人もいるでしょう。この記事では職務経歴書の自己PRの書き方やポイント、職業別や状況別の例文をご紹介します。

目次

職務経歴書の自己PRとは

職務経歴書の自己PRとは

職務経歴書は、応募者の職歴やスキルをアピールするための書類です。今まで経験してきた職種や業務内容、スキルや自分の強みがアピールできます。

職務経歴書の中でも自分をプレゼンしやすいのが「自己PR」です。職務経歴書で自己PRを伝える目的は、応募先企業で自分がどのような活躍ができるかをアピールするため。職務経歴書の自己PRとは、履歴書では伝えきれない自分の強みを伝えられる場所なのです。

職務経歴書の自己PRの書き方

職務経歴書の自己PRの書き方

では、自分の魅力を伝えるための自己PRはどのようにつくればいいのでしょうか?ここでは、職務経歴書の自己PRの書き方をご紹介します。

ステップ①今までのキャリアやスキルを振り返る

まずは、今までのキャリアやスキルを振り返ってみましょう。

振り返る内容
  • 今までに経験した業務
  • 仕事の実績
  • 周囲から評価されたポイントやエピソード など

この段階では応募する企業や業務内容を気にせずに、今までに経験したことのある業務を洗い出してください。

その際、周囲の人から褒められたポイントや印象に残っているエピソード、実績なども思い出してみましょう。

経験が浅い人は、「責任感・協調性・忍耐力・積極性」など、仕事で活かせそうな自分の特性を振り返ることをおすすめします。

ステップ②企業が求める人材を把握する

次に、企業が求める人材を把握します。

転職活動の自己PRは、応募職種や企業に合わせて行うことが重要です。企業が求める人材にマッチしていなければ、どんなに優れた功績を挙げていても、採用評価にはつながりません

たとえば、事務職に応募するのに前職での営業成績のPRをしても、評価につながりにくいでしょう。

そして、採用につながる自己PRをするためには、企業が求める人材を把握しておくことが重要です。

企業が求める人材を把握するためには
  • 募集要項を隅から隅まで読み込む
  • 企業研究を行う

まずは、募集要項をしっかりと読み込んでください。募集要項には企業が求める人材のヒントが掲載されています。隅から隅まで読み込むと企業がどんな人材を求めているのかが伝わってくるでしょう。

また、企業研究を行うことも重要です。企業の方向性は、企業理念や経営方針に記されていることが多く、企業理念を把握することで企業の求める人材が想像しやすくなるためです。

ステップ③企業にマッチするキャリアやスキルを選ぶ

企業の求める人材を把握できたら、その人材にマッチするキャリアやスキルを選びましょう。

企業の求める人材にマッチする自分のキャリアやスキル業務に活かせる自分の強み企業理念と自分の考え方との共通点などを考えてみてください。自分の強みを裏付けるエピソードから考えることもおすすめです。

例え
  • 新規開拓営業で毎年目標を達成した→目標達成意識が高い・積極性がある・行動力がある・ロジカルシンキングが得意など
  • 営業事務を担当していた→業務の効率化が得意・正確性のある業務を行う・サポート力がある・他部署との連携が得意など

「〜ができる」を思い浮かべたら、なぜできるようになったのか深堀してみると、自分の強みが見えてくるでしょう。

ステップ④数字で表せる実績を付け加える

自己PRに書ける強みが見つかったら、数字で表せる実績を付け加えてみましょう。抽象的な表現は、数字で表せる実績を付け加えると客観的事実に変わります。

例え
  • 売上目標を達成→売上目標を120%達成
  • 新規顧客を開拓→年間20件の新規顧客を獲得
  • 業務の効率化を実現→業務効率を150%上昇

数字で表せる実績を付け加えることで、応募者の実績が客観的事実となるため、説得力のある自己PRになります

ステップ⑤200〜300字程度にまとめる

アピールできる強みが完成したら、200〜300字程度にまとめます。自己PRの基本構成は以下の通りです。

自己PRの基本構成
  1. 自分の強みを伝える
  2. 強みの根拠となるエピソードを伝える
  3. 強みを活かして応募企業で貢献できることを伝える

まずは、「私の強みは、〇〇だと自負しております。」と、簡潔に自分の強みを伝えます。次に、強みの根拠となるエピソードを伝えましょう。最後に、強みを活かして応募企業で貢献できることを伝えます。

職務経歴書の自己PRでは、上記の内容を200〜300字程度でまとめることがおすすめです。あまり長くなり過ぎても読みづらくなってしまうため、長くても400字以内に収めましょう。

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職業別|職務経歴書の自己PR例文

職業別|職務経歴書の自己PR例文

今までの内容を踏まえて、職務経歴書の自己PR例文を確認していきましょう。まずは、職業別の例文をご紹介します。

事務職に応募する際の自己PR例文

まずは、事務職に応募する際の自己PR例文です。

自己PR例文①(298文字)
  • 私の強みは、事務職全般に関するスキルと経験があることです。これまでWord・Excel・PowerPointなどのソフトでの資料作成は日常的に行ってきました。
  • 前職では、商品や購買に関する膨大な量のデータ入力を担当しておりましたが、既存の書式では二度手間になるケースも多く、1人あたり平均1日2時間の残業が発生していました。
  • そこで、独学でExcelを学び、ピボットテーブルや関数データなどを活用したファイルを作成した結果、業務効率が改善され、残業時間も1人あたり平均1日1時間に削減できました。
  • これまでの経験とスキルを活かし、御社でも日々の業務をこなしながら業務効率化に貢献したいと考えております。

経理職に応募する際の自己PR例文

次は、経理職に応募する際の自己PR例文です。

自己PR例文②(216文字)
  • 私の強みは、経理職としての幅広い経験と数字に対する正確性です。これまで、給与計算から決算書の作成まで経理業務全般を経験してきました。
  • 前職では、月次決算に関する業務に時間をとられていたため、プロセスの見直しや自動化ツールを導入し、作業時間の30%削減に成功しました。また、すべての作業にチェックリストを作成した結果、数字のミスは発生していません。
  • これらの経験を御社でも活かし、経理業務の効率化や精度の向上に貢献したいと考えております。

営業職に応募する際の自己PR例文

次は、営業職に応募する際の自己PR例文です。

自己PR例文③(251文字)
  • 私の強みは、目標達成への強いこだわりと努力し続ける継続力です。
  • 前職では、既存顧客への定期的なフォローや要望のヒアリング、毎日の訪問数と架電数のノルマを設定し実行することを徹底してきました。その結果、新規受注率50%増、年間売上目標も130%達成できました。
  • また、チーム内で定期的に勉強会を開催し、若手社員の営業力向上を目指した結果、チーム全体の成績も上がり、社内表彰を受けた実績もございます。
  • 今後はこれまでの営業職の経験を活かし、御社のさらなる売上拡大や新たな市場の開拓に貢献できると自負しております。

看護師に応募する際の自己PR例文

次は、看護師に応募する際の自己PR例文です。

自己PR例文④(207文字)
  • 私の強みは、看護や介護が必要な人へ柔軟な対応ができることです。
  • 前職では内科病棟に勤務し、患者様の毎日の些細な変化を見逃さないよう、丁寧に日々の看護を記録しておりました。
  • また、ご高齢の患者様が多かったため介護に関する知識も取得し、重症化を予防するための対策の提案や勉強会を積極的に行ってきました。
  • 今後も患者様へ寄り添う気持ちを忘れずに、日常業務から得られる学びを活かし、患者様やご家族の力になりたいと考えております。

介護職に応募する際の自己PR例文

次は、介護職に応募する際の自己PR例文です。

自己PR例文⑤(277文字)
  • 私の強みは、日々学び続ける努力と継続力があることです。
  • 前職の特別養護老人ホームでは、利用者さんの状況に合わせた介護を心がけていました。
  • 利用者さんはさまざまな人生を経験してきた先輩のため、1人の人間として尊重する気持ちを忘れないように接してきました。
  • また、チームリーダーになってからはチームワークの向上を意識し、些細なことでも報告し合うことを徹底した結果、スタッフ同士のコミュニケーションが活発になり、離職率の20%低下にもつながりました。
  • 今後も、利用者さんに負担をかけない介護スキルの向上やチームワークを大切にして、介護業務に邁進したいと考えております。

製造職に応募する際の自己PR例文

次は、製造職に応募する際の自己PR例文です。

自己PR例文⑥(271文字)
  • 私の強みは、あらゆることに冷静に対応できることと分析力の高さです。
  • 前職では、電化製品の生産計画・納期管理・在庫管理・品質管理・作業員への割り当て・工程管理・など生産に関わる一連の生産管理に携わってきました。
  • 機材トラブルが発生した場合は状況分析をして原因を突き止め、生産ラインの復旧を最優先してきました。
  • 人的トラブルがあった場合は冷静に事情を聞き、再発防止の対策を考えてきた結果、生産効率は常に前年比100%を下回ることはありませんでした。
  • 今後はこれまでに得た知識とスキルを活かし、御社の商品の生産効率を上げることに貢献したいと考えております。

エンジニアに応募する際の自己PR例文

次は、エンジニアに応募する際の自己PR例文です。

自己PR例文⑦(297文字)
  • 私の強みは、新しいことに挑戦する気持ちと迅速にタスクをこなすスキルがあることです。
  • 前職のITサービスのエンジニアでは、コスト削減や顧客の満足度向上を目的とした、さまざまなサービスを変革するプロジェクトに参加していました。
  • 私はユーザーの要望を考慮したカスタマイズ機能の開発を担当。徹底的にユーザーの要望を分析し、ToDoリストを活用し迅速にタスクをこなすことを心がけていました。
  • その結果プロジェクトは順調に進み、コストは15%減少、顧客満足度も向上し新規ユーザー率が120%は増加と結果がでております。
  • 今後は今までの経験とスキルを活かし、御社の開発部門のさらなる発展に貢献したいと考えております。

状況別|職務経歴書の自己PR例文

状況別|職務経歴書の自己PR例文

ここでは、未経験の職種に応募する際や転職回数が多い人、ブランクがある場合など、状況別の職務経歴書の自己PR例文をご紹介します。

未経験の職種に応募する場合の自己PR例文

まずは、未経験の職種に応募する場合の自己PR例文です。

自己PR例文⑧(304文字)
  • 私の強みは、決意したことを貫く力と新しいことに挑戦する向上心があることです。
  • 前職では、システムインテグレーター会社で営業を担当しておりましたが、システム改善後の顧客の反応や要望をヒアリングしている中で、営業ではなく自分の技術で顧客の要望を叶えたいと思うようになりました。
  • そこで、2年前から終業後にプログラミングスクールに通い続け、現在は副業で開発案件を受けられるようになっています。
  • まだまだ勉強中の身ではありますが、スキルを取得するための努力と向上心は他の人には負けないと自負しております。
  • 今後は、営業職で身につけた顧客目線での提案力を忘れずに、御社が求めるシステムの構築に貢献していきたいと考えております。

転職回数が多い場合の自己PR例文

次は、転職回数が多い場合の自己PR例文です。

自己PR例文⑨(320文字)
  • 私の強みは、人の要望を的確に把握できることです。
  • これまではアパレルの販売・介護職・営業職といった、直接顧客に関わる仕事を経験してきました。
  • 共通して心がけていたのは、相手の要望を引き出すための「聞く力」です。できるだけ相手が話やすい環境や話題を作り、自分より相手が話しやすい状況作りを心がけてきました。
  • 今後は顧客ではなく社内の人をサポートする側になりたいと思い、御社の営業事務を志望した次第です。
  • Word・Excel・PowerPointなどのPCスキルはもちろん、営業職の経験があることから、的確なサポートが行えると自負しております。
  • 今後は、これまでの接客経験を活かしながら、社内の業務が円滑に進むようサポートしていきたいと考えております。

ブランクがある場合の自己PR例文

次は、転職回数が多い場合の自己PR例文です。

自己PR例文10(255文字)
  • 私の強みは、仕事に対する責任感です。
  • 以前は8年間看護職をしており、1つのミスが人の命に関わる重大な事故につながることを痛感し、強い責任感をもって業務を行っていました。
  • この5年ほどは出産・育児のため、現場を離れておりましたが、子育てをする中で人の命の尊さを強く感じ、改めて看護業務に従事したいと思い、志望した次第です。
  • 即戦力になれるよう、この半年間は看護師の復職支援研修に参加し、スキルと知識の再取得に努めてきました。
  • 今後は患者様に寄り添った看護を心がけ、看護師としてのキャリアを重ねていきたいと考えております。

魅力的な自己PRを作成するためのポイント

魅力的な自己PRを作成するためのポイント

人の魅力は実際に会ったときに感じることが多いと思いますが、職務経歴書の文章からも自分の魅力は伝えられます。

ここでは、魅力的な自己PRを作成するためのポイントをご紹介します。

基本構成を把握する

1つ目は、基本構成を把握することです。

職務経歴書の基本構成
  1. 自分の強みを伝える
  2. 強みの根拠となったエピソードを伝える
  3. 強みを活かして応募先企業で貢献できる内容を伝える

まずは、自己PRの主軸となる「自分の強み」を簡潔に伝えましょう。

自分の強みの例
  • 目標達成への強いこだわり
  • 努力し続ける継続力
  • 幅広い経験
  • 仕事の正確性
  • 柔軟な対応ができる
  • 物事に対して冷静に対応できる
  • 分析力の高さ
  • 迅速にタスクをこなすスキル
  • 決意したことを貫く力
  • 新しいことに挑戦する向上心
  • 人の要望を的確に把握できる
  • 仕事に対する責任感 など

次に、強みの根拠となったエピソードを伝えます。ポイントは、具体的に伝えることと数字を用いることです。

「売上前年比120%を達成した」「1人あたりの平均残業時間が50%削減できた」など、数字を用いると、エピソードが具体的にイメージしやすくなります。

最後に、強みを活かして応募先企業で貢献できる内容を伝えて自己PRを締めてください。

抽象的ではなく具体的に伝える

2つ目は、具体的に伝えることです。

例えば「柔軟な対応ができる」ことを伝えたい場合は「マニュアル対応だけではなく、その場の状況や相手の反応に合わせた対応ができる」、「分析力が高い」ことを伝えたい場合は「問題の本質を見抜き、不足部分や問題点を改善するためには何が必要なのか分析する力がある」など、相手にイメージしやすいように伝えましょう。

履歴書の自己PRと一致させる

3つ目は、履歴書の自己PRと一致させることです。

職務経歴書は履歴書とセットで提出するケースがほとんどです。職務経歴書と履歴書で全く違う内容が書かれていると不信感を持たれてしまう可能性もあるため、基本的には自己PRの内容は一致させる方が無難です。

履歴書の自己PR欄は、一般的に記入できる内容が少なめです。職務経歴書の自己PR欄は履歴書で伝えきれなかった内容をアピールする部分ととらえておきましょう。

誤字脱字に気を付ける

4つ目は、誤字脱字に気をつけることです。

企業へ自分をアピールするための最初の書類です。その書類に誤字や脱字があるのはもってのほか。失礼な人と思われるだけではなく「入社後にもケアレスミスを繰り返すのではないか?」と不信感を抱かれてしまう可能性もあります。

ただし、誤字脱字は自分では気づきにくいものです。記入を終えた後に自分で確認することはもちろんですが、できれば他の人に確認してもらうことをおすすめします。

職務経歴書に自己PRは必要?思いつかない場合はいらない?

職務経歴書に自己PRは必要?思いつかない場合はいらない?

職務経歴書は履歴書と違い、決まったフォーマットがありません。そのため「そもそも職務経歴書に自己PRは必要なの?」「履歴書に記載した内容で十分ではないか?」と疑問をもつ人もいるかもしれません。

しかし、ここまでの解説でもお伝えしている通り、自己PRは自分の強みをアピールして自分をプレゼンできる絶好の機会です。

そのため、職務経歴書に自己PRがないと、採用担当者から「消極的な人なのでは」と思われ、熱意が伝わらない可能性があります。

「そうはいっても自己PRが思いつかない…」そんな人は、仕事をする上で意識していることや心がけていることを振り返ってみてください。

他にも「挑戦・実行・改善・計画立案・情報収集・分析」などのキーワードから思いつく、自分の努力を振り返ることもおすすめです。

華々しい成績や誇れる能力だけが自己PRではありません。「PRできるほどのことがない」というのは思い込み。自己PRできる内容は誰にでもあるはずです。

今までの仕事や人との付き合いを通して学んだことや、人から褒められたことを思い出して、ぜひ自分の強みを見つけてください。

「それでもどうしても思いつかない」という場合は、転職エージェントに相談するのも1つの方法です。

まとめ・過去を振り返ればPRできる内容は見つかる!

職務経歴書は、応募者の職歴やスキルをアピールするための書類です。

応募書類の中でも自分のプレゼンがしやすい書類のため、自己PRが思いつかないからといって記載しないのは非常にもったいないことです。

今まで仕事や人との付き合いを通して学んだことや人から褒められたことを思い出して、この機会にぜひ自分の強みを見つけてください。

この記事の監修者

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

キャリアアドバイザーとして、転職相談3,000名以上、紹介企業数10,000社以上に対応。年間1,000名以上の履歴書、職務経歴書を作成。主に医療・介護業界の人材紹介を担当。「シニア人材の転職市場・転職の注意点」などのテーマで記事やコラムを監修。

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