履歴書に貼る写真のサイズは何cm?何ピクセル?合わない場合は?
履歴書に貼る写真のサイズは何cm?何ピクセル? 合わない場合の方法も!
履歴書は、応募先の企業に最初に自分をアピールできる書類。もちろん、添付する写真も重要です。この記事では履歴書の写真サイズや撮影方法、サイズが合わない場合の対処法などをご紹介します。
- 目次
- 履歴書に貼る写真のサイズとは?
- 紙の履歴書は【縦40mm×横30mm】が基本
- WEB応募の場合は【560×420ピクセル】or【600×450ピクセル】が一般的
- 履歴書に貼る写真はどのように撮影する?
- 写真館に依頼する|仕上がりを重視する人におすすめ
- スピード写真機を利用する|手軽に撮影したい人におすすめ
- 自分で撮影|コストを重視したい人におすすめ
- 履歴書に貼る写真のサイズが合わない場合はどうすればいい?
- 紙の履歴書の場合は正しいサイズでの撮り直しが基本
- WEBやメールで提出する場合はサイズ変更を試してみる
- 履歴書にパスポートや運転免許証用の写真は使える?
- 履歴書の写真はどのくらい重視される?
- 履歴書に貼る写真を撮影する際の注意点
- バランスを確認する
- 写真の裏に名前を記入する
- 撮影時の背景や服装を整える
- 3ヶ月以内に撮影した写真を利用する
- まとめ・履歴書には自分を表現できる写真を貼ろう
履歴書に貼る写真のサイズとは?
まずは、一般的に使われている履歴書に貼る写真のサイズを確認しましょう。以下の記事からは履歴書のテンプレートがダウンロードできるため、ぜひご利用ください。
【全11種類】履歴書・送付状の無料テンプレート|スマホで作る方法も
紙の履歴書は【縦40mm×横30mm】が基本
紙の履歴書に貼る写真は「縦40mm×横30mm」サイズが基本です。これは、履歴書がA4サイズの場合でもB5サイズの場合でも同じです。
ただし、2〜3mmの誤差は許容範囲。そのため、市販の履歴書には「縦36〜40mm×横24〜30mm」と書かれています。
WEB応募の場合は【560×420ピクセル】or【600×450ピクセル】が一般的
近年は、WEB上で応募書類を送信するケースも増えてきました。WEB上で履歴書を送る場合は、写真もデータで送信します。
写真データの単位は「mm」ではなく「ピクセル」です。ピクセルとはパソコン等で画像を取り扱う際の単位。大きい数になるほど画素数も高くなり、拡大しても見えやすい画像になります。
WEB応募の場合の写真のサイズは「560×420ピクセル」もしくは「600×450ピクセル」が一般的です。ただし、応募先の企業により指定される写真サイズが異なる可能性もあるため、パソコンやスマホでサイズ変更可能なツールを準備しておくことがおすすめです。
なお、容量が大きすぎるとアップロードできない可能性もありますが、2MB以内であれば問題ないでしょう。
履歴書に貼る写真はどのように撮影する?
では、履歴書に貼る写真はどのような方法で撮影できるのでしょうか?
履歴書に貼る写真の撮影方法
- 写真館に依頼する
- スピード写真機を利用する
- 自分で撮影する
それぞれの詳細をご紹介します。
写真館に依頼する|仕上がりを重視する人におすすめ
1つ目は、写真館に依頼をする方法です。
写真館のメリット
- 自分では撮影できないプロの仕上がりになる
- 複数枚必要な場合は、割安になることもある
写真館に依頼するメリットは仕上がりが良いこと。撮影のプロが適切な照明などを用意してくれるため、プロ仕様の仕上がりになります。また、顔の角度や表情のアドバイスをしてくれるため、自然な表情の写真が撮れることもメリットです。
写真館によって料金は異なりますが、4枚で2,000〜6,000円程度が一般的。データをもらいたい場合は追加で1,000〜1,500円程度かかるところが多いようです。
3つの撮影方法の中でもっとも費用が高いですが、データで受け取れば何枚でも印刷可能。そのため、多くの企業に応募する場合は割安になる場合もあります。
なお、写真館で撮影してもらう前には必ず「履歴書用の写真」が必要であることを忘れずに伝えましょう。
スピード写真機を利用する|手軽に撮影したい人におすすめ
2つ目は、スピード写真機を利用する方法です。
スピード写真機のメリット
- 予約の必要がなく、手軽に撮影できる
- その場ですぐに受け取れる
- データでの受け取りが可能な機種もある
スピード写真機のメリットは、自分の都合の良い時間に撮影できること。スピード写真機は駅や商業施設などのさまざまな場所に設置されているため、思い立ったときに撮影可能です。もちろん、事前予約の必要もありません。
撮り直しは3回程度可能な機種が多く、撮影後に写りを確認できるため、写真写りの心配もありません。
また、その場ですぐに受け取れるため急いでいる場合にもおすすめです。
料金の目安は、1シート6〜8枚で600〜1,000円程度。スマホに写真データを送信できる機種もあり、その場合は追加で1,000円程度かかるケースが多いです。
自分で撮影|コストを重視したい人におすすめ
3つ目は、自分で撮影する方法です。アプリやWEB上で撮影し、撮影したデータをコンビニで印刷します。
例えば、「ピクチャン」や「こんぷりん」 のサイトからは簡単に履歴書に貼る写真が印刷できます。
自分で撮影するメリット
- 費用が安い
- 納得するまで撮り直しできる
自分で撮影するメリットは費用が安いことです。撮影可能なアプリやソフトは無料で利用でき、1シート4枚を200円でプリント可能。3つの方法の中でもっとも費用がかからない方法です。
撮影は自分のスマホで行えるため、納得するまで何度でも撮り直し可能なこともメリットです。
ただし、きれいに撮るための工夫は必要です。背景や光の加減、表情やバランスなどには注意してください。
履歴書に貼る写真のサイズが合わない場合はどうすればいい?
写真を準備していざ履歴書に貼ろう!と思ったら「サイズが合わない…」、そんなときはどうしたらいいのでしょうか?
ここでは、履歴書に貼る写真のサイズが合わない場合の対処法をご紹介します。
紙の履歴書の場合は正しいサイズでの撮り直しが基本
紙の履歴書の場合は、正しいサイズで撮り直すことが基本です。
「少しくらいサイズが合わなくても問題ないのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、履歴書は応募先の採用担当者が最初に見る書類。日々、多くの履歴書を見ている採用担当者の目はごまかせません。
違うサイズの写真を履歴書に貼ると「ルールを守れない人」や「間違いに気づかない人」というイメージをもたれてしまうかもしれません。また「他の企業より優先順位が低いのでは?」と思わせてしまう可能性も考えられます。
写真のサイズが合わない場合は、多少面倒でも撮り直しをするよう心がけましょう。
WEBやメールで提出する場合はサイズ変更を試してみる
履歴書をWEBやメールで提出する場合は、サイズ変更を試してみましょう。
パソコンやスマホなら、写真を加工できるソフトやアプリでサイズ変更が可能です。一旦、ピクセル数を変更して仕上がりを確認してみてください。
ただし、ピクセル数の小さい写真を大きくすると画像が粗くなってしまう可能性が高いです。顔が鮮明に見えなくなってしまう場合は、紙の履歴書と同様に正しいサイズで撮り直しましょう。
履歴書にパスポートや運転免許証用の写真は使える?
「確認してみたら、パスポートや運転免許証用の証明写真があった」そんな場合は、手元にある証明写真を履歴書に貼っても問題ないのでしょうか?
証明写真は履歴書用の他に、パスポート用や運転免許証用などいくつかの種類があります。一見大きな違いはないように見えますが、少しずつサイズが異なります。
証明写真のサイズ
- 履歴書用:40mm×30mm
- パスポート用:45mm×35mm
- 運転免許証用:30mm×24mm
パスポート用の写真を履歴書のサイズに合わせると、顔が大きすぎてしまいます。一方、運転免許証用の写真を履歴書のサイズに合わせると余白が余ってしまいます。
これでは写真のサイズが合っていないことが明らかにわかってしまいます。書類選考を無事に突破するためには、履歴書用の写真を使用した方が無難でしょう。
履歴書の写真はどのくらい重視される?
写真は履歴書のほんの一部。「他の内容が魅力的であれば、写真はそれほど重要ではないのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、文字だらけの文章の中に写真が貼ってある書類を想像してみてください。パッと見て、最初に目を引くのは写真ではないでしょうか?
つまり、人と対面で会ったときと同じように、履歴書の写真はあなたの第一印象になり得るものなのです。
第一印象になる人の服装が乱れていたり、表情が暗かったりするとあまり良い印象は残らないでしょう。反対に、清潔感のある服装だったり、明るい表情をしていたりすると、良い印象が残るはずです。
第一印象は人の記憶に根強く残るもの。そのため、履歴書の写真は意外に重要になります。
また、いい加減な写真を貼ってしまうと「基本的なルールを守れない人」や「気をつかえない人」という判断をされてしまうかもしれません。
さらに、多くの応募者の履歴書の中から1人だけサイズの異なる写真を貼っていると、悪い意味で目立ってしまう可能性も考えられます。
履歴書1つにでも人柄は表れるものです。応募者の顔が重要なのではなく、写真から心遣いが伝わるかどうかが重要であることを忘れないようにしましょう。
履歴書に貼る写真を撮影する際の注意点
最後に、履歴書に貼る写真を撮影する際の注意点をご紹介します。当たり前のことのようですが重要なことでもあるため、貼る前に確認してください。
バランスを確認する
1つ目は、バランスを確認することです。
ポイント
- 胸から上がきれいに収まっているか
- 顔の位置は中央にあるか
- 適度な余白はあるか
どれか1つでも整っていない場合は、撮り直しや加工をしてみましょう。
写真の裏に名前を記入する
2つ目は、写真の裏に名前を記入することです。
写真をしっかりと貼ったつもりでも途中ではがれてしまう可能性も考えられます。そんなとき、写真の裏に名前が記入してあれば、採用担当者が誰の写真なのか迷わないで済みます。
万一に備えて、名前を記入することを忘れないようにしましょう。
撮影時の背景や服装を整える
3つ目は、撮影時の背景や服装を整えることです。
履歴書の写真は、スナップ写真ではありません。そのため、サイズだけでなく背景や服装も整える必要があります。
■背景や服装のポイント
背景 |
| |
---|---|---|
服装 | 男性 |
|
女性 |
| |
髪型 |
| |
表情 | 男性 |
|
女性 |
|
服装はヨレやシワがないかも確認しましょう。髪型や表情などを意識すると、明るく前向きな印象に見えます。
3ヶ月以内に撮影した写真を利用する
4つ目は、3ヶ月以内に撮影した写真を利用することです。
大人になるとあまり顔が変わらないかもしれませんが、履歴書の写真は3ヶ月以内に撮影したものを使うのが基本です。
人生は人の顔に反映されるもの。今現在のあなたの魅力を伝えるためにも、3ヶ月以内に撮影した写真を貼るようにしましょう。
まとめ・履歴書には自分を表現できる写真を貼ろう
一般的な履歴書用の写真サイズは「40m×30mm」です。今後、複数の会社に応募する可能性がある場合は、印刷したものだけでなくデータで受け取っておくと、必要な枚数を印刷できるため便利です。
撮影する際は、明るく前向きな印象になるよう、服装や表情に気をつけてください。万一、写真のサイズが合わなかったり撮影に失敗した場合は、面倒でも再度撮影しなおしましょう。
履歴書の写真は、あなたの第一印象につながります。服装や表情1つで人のイメージは変わるもの。ぜひ、自分を表現できる写真を撮ってください。
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この記事の監修者
松澤裕介 【キャリアアドバイザー】
キャリアアドバイザーとして、転職相談3,000名以上、紹介企業数10,000社以上に対応。年間1,000名以上の履歴書、職務経歴書を作成。主に医療・介護業界の人材紹介を担当。「シニア人材の転職市場・転職の注意点」などのテーマで記事やコラムを監修。