履歴書の書き方|学歴編!在学中や中退した場合は?新卒はどこから書くべき?
履歴書の学歴の書き方ガイド! 在学中や中退した場合はどう書けばいい?
履歴書の学歴を記入する際に「中学校卒業から?高校卒業から?どこから書くべき?」「中退した場合はどう書けばいい?」など、書き方に迷った経験はありませんか? この記事では、履歴書の学歴欄の書き方の基本ルールや状況別の書き方を解説します。 履歴書は、応募先企業に自分のことを最初に最初にアピールするための重要な書類です。正しい職歴の書き方を把握して、書類選考突破を目指しましょう。
- 目次
- 履歴書の学歴の書き方の基本ルール|どこから書くべき?
- 古い順から入学と卒業で行を分けて記入する
- 一般的には中学校卒業から記入する【新卒の場合】
- 年号は和暦か西暦のどちらかに統一する
- 学校名・学部・学科などは正式名称を記入する
- 【卒業】【卒業見込み】【在学中】など現状を記入する
- 状況別の履歴書の学歴の書き方|こんな場合はどうする?
- 中退した場合
- 転校・転入・編入した場合
- 休学した場合
- 留年・浪人した場合
- 留学した場合
- 履歴書の学歴の書き方に関するQ&A
- Q:中退した学歴は記入しなくても問題ない?
- Q:学校名が変わった場合はどう書けばいい?
- Q:予備校の経験は学歴に書いた方がいい?
- Q:職業訓練校の経歴は学歴に書いた方がいい?
- まとめ・正しい学歴欄の書き方を把握して書類選考通過を!
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履歴書の学歴の書き方の基本ルール|どこから書くべき?
まずは、履歴書の学歴の書き方の基本ルールから確認していきましょう。
履歴書は応募先企業へ自分のことを伝えるための重要な書類のため、基本的なルールに沿って書くことが重要になります。
まずは、中央に「学歴」と記入しましょう。
古い順から入学と卒業で行を分けて記入する
履歴書は、古い順から入学と卒業で行を分けて記入します。
1996年4月 〇〇県立〇〇高等学校 入学
1999年3月 〇〇県立〇〇高等学校 卒業
1999年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
2003年3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業
入学と卒業が同じ学校名の場合でも「同上」と記載せずに、正式名称を記入しましょう。
生年月日による入学卒業早見表
学歴を記入する際に、卒業年度を思い出せない人も多いでしょう。そんなときは、生年月日による入学卒業年早見表を利用してください。
■入学卒業々早見表(1960年代生まれ)
生年月日 | 中学校卒業 | 高校入学 | 高校卒業 | 大学入学 | 大学卒業 |
---|---|---|---|---|---|
1960年4月2日〜 | 1976年3月 | 1976年4月 | 1979年3月 | 1979年4月 | 1983年3月 |
1961年4月2日〜 | 1977年3月 | 1977年4月 | 1980年3月 | 1980年4月 | 1984年3月 |
1962年4月2日〜 | 1978年3月 | 1978年4月 | 1981年3月 | 1981年4月 | 1985年3月 |
1963年4月2日〜 | 1979年3月 | 1979年4月 | 1982年3月 | 1982年4月 | 1986年3月 |
1964年4月2日〜 | 1980年3月 | 1980年4月 | 1983年3月 | 1983年4月 | 1987年3月 |
1965年4月2日〜 | 1981年3月 | 1981年4月 | 1984年3月 | 1984年4月 | 1988年3月 |
1966年4月2日〜 | 1982年3月 | 1982年4月 | 1985年3月 | 1985年4月 | 1989年3月 |
1967年4月2日〜 | 1983年3月 | 1983年4月 | 1986年3月 | 1986年4月 | 1990年3月 |
1968年4月2日〜 | 1984年3月 | 1984年4月 | 1987年3月 | 1987年4月 | 1991年3月 |
1969年4月2日〜 | 1985年3月 | 1985年4月 | 1988年3月 | 1988年4月 | 1992年3月 |
■入学卒業早見表(1970年代生まれ)
生年月日 | 中学校卒業 | 高校入学 | 高校卒業 | 大学入学 | 大学卒業 |
---|---|---|---|---|---|
1970年4月2日〜 | 1986年3月 | 1986年4月 | 1989年3月 | 1989年4月 | 1993年3月 |
1971年4月2日〜 | 1987年3月 | 1987年4月 | 1990年3月 | 1990年4月 | 1994年3月 |
1972年4月2日〜 | 1988年3月 | 1988年4月 | 1991年3月 | 1991年4月 | 1995年3月 |
1973年4月2日〜 | 1989年3月 | 1989年4月 | 1992年3月 | 1992年4月 | 1996年3月 |
1974年4月2日〜 | 1990年3月 | 1990年4月 | 1993年3月 | 1993年4月 | 1997年3月 |
1975年4月2日〜 | 1991年3月 | 1991年4月 | 1994年3月 | 1994年4月 | 1998年3月 |
1976年4月2日〜 | 1992年3月 | 1992年4月 | 1995年3月 | 1995年4月 | 1999年3月 |
1977年4月2日〜 | 1993年3月 | 1993年4月 | 1996年3月 | 1996年4月 | 2000年3月 |
1978年4月2日〜 | 1994年3月 | 1994年4月 | 1997年3月 | 1997年4月 | 2001年3月 |
1979年4月2日〜 | 1995年3月 | 1995年4月 | 1998年3月 | 1998年4月 | 2002年3月 |
■入学卒業早見表(1980年代生まれ)
生年月日 | 中学校卒業 | 高校入学 | 高校卒業 | 大学入学 | 大学卒業 |
---|---|---|---|---|---|
1980年4月2日〜 | 1996年3月 | 1996年4月 | 1999年3月 | 1999年4月 | 2003年3月 |
1981年4月2日〜 | 1997年3月 | 1997年4月 | 2000年3月 | 2000年4月 | 2004年3月 |
1982年4月2日〜 | 1998年3月 | 1998年4月 | 2001年3月 | 2001年4月 | 2005年3月 |
1983年4月2日〜 | 1999年3月 | 1999年4月 | 2002年3月 | 2002年4月 | 2006年3月 |
1984年4月2日〜 | 2000年3月 | 2000年4月 | 2003年3月 | 2003年4月 | 2007年3月 |
1985年4月2日〜 | 2001年3月 | 2001年4月 | 2004年3月 | 2004年4月 | 2008年3月 |
1986年4月2日〜 | 2002年3月 | 2002年4月 | 2005年3月 | 2005年4月 | 2009年3月 |
1987年4月2日〜 | 2003年3月 | 2003年4月 | 2006年3月 | 2006年4月 | 2010年3月 |
1988年4月2日〜 | 2004年3月 | 2004年4月 | 2007年3月 | 2007年4月 | 2011年3月 |
1989年4月2日〜 | 2005年3月 | 2005年4月 | 2008年3月 | 2008年4月 | 2012年3月 |
■入学卒業早見表(1990年代生まれ)
生年月日 | 中学校卒業 | 高校入学 | 高校卒業 | 大学入学 | 大学卒業 |
---|---|---|---|---|---|
1990年4月2日〜 | 2006年3月 | 2006年4月 | 2009年3月 | 2009年4月 | 2013年3月 |
1991年4月2日〜 | 2007年3月 | 2007年4月 | 2010年3月 | 2010年4月 | 2014年3月 |
1992年4月2日〜 | 2008年3月 | 2008年4月 | 2011年3月 | 2011年4月 | 2015年3月 |
1993年4月2日〜 | 2009年3月 | 2009年4月 | 2012年3月 | 2012年4月 | 2016年3月 |
1994年4月2日〜 | 2010年3月 | 2010年4月 | 2013年3月 | 2013年4月 | 2017年3月 |
1995年4月2日〜 | 2011年3月 | 2011年4月 | 2014年3月 | 2014年4月 | 2018年3月 |
1996年4月2日〜 | 2012年3月 | 2012年4月 | 2015年3月 | 2015年4月 | 2019年3月 |
1997年4月2日〜 | 2013年3月 | 2013年4月 | 2016年3月 | 2016年4月 | 2020年3月 |
1998年4月2日〜 | 2014年3月 | 2014年4月 | 2017年3月 | 2017年4月 | 2021年3月 |
1999年4月2日〜 | 2015年3月 | 2015年4月 | 2018年3月 | 2018年4月 | 2022年3月 |
■入学卒業早見表(2000年代生まれ)
生年月日 | 中学校卒業 | 高校入学 | 高校卒業 | 大学入学 | 大学卒業 |
---|---|---|---|---|---|
2000年4月2日〜 | 2016年3月 | 2016年4月 | 2019年3月 | 2019年4月 | 2023年3月 |
2001年4月2日〜 | 2017年3月 | 2017年4月 | 2020年3月 | 2020年4月 | 2024年3月 |
2002年4月2日〜 | 2018年3月 | 2018年4月 | 2021年3月 | 2021年4月 | 2025年3月 |
2003年4月2日〜 | 2019年3月 | 2019年4月 | 2022年3月 | 2022年4月 | 2026年3月 |
2004年4月2日〜 | 2020年3月 | 2020年4月 | 2023年3月 | 2023年4月 | 2027年3月 |
2005年4月2日〜 | 2021年3月 | 2021年4月 | 2024年3月 | 2024年4月 | 2028年3月 |
2006年4月2日〜 | 2022年3月 | 2022年4月 | 2025年3月 | 2025年4月 | 2029年3月 |
2007年4月2日〜 | 2023年3月 | 2023年4月 | 2026年3月 | 2026年4月 | 2030年3月 |
2008年4月2日〜 | 2024年3月 | 2024年4月 | 2027年3月 | 2027年4月 | 2031年3月 |
2009年4月2日〜 | 2025年3月 | 2025年4月 | 2028年3月 | 2028年4月 | 2032年3月 |
一般的には中学校卒業から記入する【新卒の場合】
学歴は、義務教育である中学校卒業から記入するのが一般的です。
ただし、中学校卒業から書くのは一般論であって、「必ず中学校卒業から記入しなければならない」と定められている訳ではありません。
そのため、学歴や職歴が多い場合は最終学歴の1つ前から記入するケースもあります。新卒の場合は中学校卒業から、新卒以外の場合は記入量によって最終学歴の1つ前から記入しましょう。
年号は和暦か西暦のどちらかに統一する
年号は、和暦もしくは西暦のどちらかに統一しましょう。
職歴は古い方から時系列で記入しますが、和暦もしくは西暦のどちらかで統一します。企業から指定のない場合はどちらでも構いませんが、同じ履歴書内では年号を統一することが基本です。
■西暦和暦早見表
和暦 | 西暦 | 和暦 | 西暦 | 和暦 | 西暦 | 和暦 | 西暦 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
昭和25 | 1950 | 昭和41 | 1966 | 昭和57 | 1982 | 平成9 | 1997 |
昭和26 | 1951 | 昭和42 | 1967 | 昭和58 | 1983 | 平成10 | 1998 |
昭和27 | 1952 | 昭和43 | 1968 | 昭和59 | 1984 | 平成11 | 1999 |
昭和28 | 1953 | 昭和44 | 1969 | 昭和60 | 1985 | 平成12 | 2000 |
昭和29 | 1954 | 昭和45 | 1970 | 昭和61 | 1986 | 平成13 | 2001 |
昭和30 | 1955 | 昭和46 | 1971 | 昭和62 | 1987 | 平成14 | 2002 |
昭和31 | 1956 | 昭和47 | 1972 | 昭和63 | 1988 | 平成15 | 2003 |
昭和32 | 1957 | 昭和48 | 1973 | 昭和64 | 1989 | 平成16 | 2004 |
昭和33 | 1958 | 昭和49 | 1974 | 平成1 | 1989 | 平成17 | 2005 |
昭和34 | 1959 | 昭和50 | 1975 | 平成2 | 1990 | 平成18 | 2006 |
昭和35 | 1960 | 昭和51 | 1976 | 平成3 | 1991 | 平成19 | 2007 |
昭和36 | 1961 | 昭和52 | 1977 | 平成4 | 1992 | 平成20 | 2008 |
昭和37 | 1962 | 昭和53 | 1978 | 平成5 | 1993 | 平成21 | 2009 |
昭和38 | 1963 | 昭和54 | 1979 | 平成6 | 1994 | 平成22 | 2010 |
昭和39 | 1964 | 昭和55 | 1980 | 平成7 | 1995 | 平成23 | 2011 |
昭和40 | 1965 | 昭和56 | 1981 | 平成8 | 1996 | 平成24 | 2012 |
学校名・学部・学科などは正式名称を記入する
学校名・学部・学科などは、省略せずに正式名称を記入します。正式名称がわからない場合は、学校のホームページや卒業アルバムなどで確認してください。
なお、高校の正式名称は「高等学校」、高専の正式名称は「高等専門学校」です。
中学校・高校の名称は公立もしくは私立の区別を記入する
中学校や高校の名称は、学校名の前に公立もしくは私立の区別を記入します。
なお、公立の場合は以下のように都道府県や市区町村名に「立」を付けるのが正式名称です。
公立学校の書き方
- 国立
- 東京都立
- 〇〇区立
- 〇〇県立
- 〇〇市立
- 〇〇町立 など
私立の場合は「私立〇〇中学校」や「私立〇〇高等学校」と記入します。都道府県名を付ける必要はありません。
中高一貫校の場合
中高一貫校の場合は以下のいずれかの書き方になります。
■中高一貫校の書き方①
中学校を前記課程、高校を後期課程とする学校の場合は、以下のように記入します。
私立〇〇中東教育学校 前期課程 卒業
私立〇〇中東教育学校 後期課程 入学
私立〇〇中東教育学校 後期課程 卒業
■中高一貫校の書き方②
内部進学可能な学校の場合は、以下のように記入します。
私立〇〇学園中等部 卒業
私立〇〇学園高等部 入学
私立〇〇学園高等部 卒業
大学の場合
大学の場合は、学部や学科、コースなどを正式名称で記入します。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科 入学
◯◯大学◯◯学部◯◯学科 卒業
中学や高校のように、都道府県名や「私立」と記入する必要はありません。
大学院の場合
大学院の場合は、研究科や専攻、過程などを記入します。
◯◯大学大学院 ◯◯研究科 ◯◯専攻 修士課程 入学
◯◯大学大学院 ◯◯研究科 ◯◯専攻 修士課程 修了
◯◯大学大学院 ◯◯研究科 ◯◯専攻 博士課程 入学
◯◯大学大学院 ◯◯研究科 ◯◯専攻 博士課程 修了
大学院の場合は「卒業」ではなく「修了」と記入するため、注意しましょう。
通信制大学はどう扱われる?
通信制大学は通常の4年制大学と同様、文部科学省が認可している正式な大学のため、履歴書に記入します。
〇〇大学通信教育部〇〇学部〇〇学科 入学
〇〇大学通信教育部〇〇学部〇〇学科 卒業
なお、大学の正式名称に「通信」が入っていない場合は、大学名の後にカッコ書きで「通信教育過程」と記入し、通信制大学であることを明記してください。
〇〇大学(通信教育課程)〇〇学部〇〇学科 入学
〇〇大学(通信教育課程)〇〇学部〇〇学科 卒業
面接ではなぜ通信制大学に通っていたのか聞かれる可能性もあるため、答えられるよう準備しておくことも大切です。
【卒業】【卒業見込み】【在学中】など現状を記入する
学校名を記入した後には「卒業」や「卒業見込み」など、現状を記入します。
「卒業見込み」と「在学中」は似ていますが、新卒の人が就職活動を行う場合は「卒業見込み」を、学生がアルバイトを行うために履歴書を書く際には「在学中」と使い分けしましょう。
状況別の履歴書の学歴の書き方|こんな場合はどうする?
学生生活を送っていると、転校や休学、中退や留年など、入学卒業以外のことが起こることもめずらしくありません。
ここでは、状況別の履歴書の学歴の書き方をご紹介します。
中退した場合
中退した場合は、学校名の後に「中途退学」と記入します。中退は略語で正式名称ではありません。必ず「中途退学」と正式名称で記入しましょう。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯◯コース 中途退学
中退した理由は、面接で答えられれば履歴書に記入しなくても問題ありませんが、記入する場合は「中途退学」の後にカッコ書きで理由を記入します。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯◯コース 中途退学(経済的事情のため)
なお、療養のため中退した場合は、現在は仕事に支障がないことも合わせて記入しましょう。
◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 ◯◯コース 中途退学(病気療養のため)
現在は完治しているため、業務に支障はありません
転校・転入・編入した場合
転校や転入した場合は、転校先の学校名の後に「転入学」と記入します。
〇〇県立〇〇高等学校 入学
△△県立△△高等学校 転入学
△△県立△△高等学校 卒業
編入した場合は、編入先の学校名の後に「編入学」と記入します。
〇〇県立〇〇高等学校 入学
〇〇県立〇〇高等学校 中途退学
△△県立△△高等学校 編入学
△△県立△△高等学校 卒業
なお、転校は在籍中に別の学校に移ること、編入は退学してから別の学校に入学することを意味します。間違えないように注意しましょう。
休学した場合
休学した場合は学校名の後に「休学」と記入し、その後ろにカッコ書きで休学理由を記入します。
長くなってしまう場合は行を分けても問題ありません。
◯◯大学◯◯学部◯◯学科 入学
◯◯大学◯◯学部◯◯学科 休学(療養のため)
◯◯大学◯◯学部◯◯学科 復学(完治したため)
休学後に学校に戻るときは「復学」と記入します。
留年・浪人した場合
留年や浪人した場合は、履歴書に記入する必要はありません。ただし、入学や卒業の年を間違えないように気をつけましょう。
留学した場合
履歴書の学歴に記入すべき留学経験とは、正規留学もしくは交換留学で、基本的には1年以上留学していた場合のみ学歴欄に記入します。語学留学の場合は、学歴欄に記入する必要はありません。
留学の種類
- 正規留学:海外の学校に在籍して学ぶこと
- 交換留学:在籍は国内の学校だが、一定期間海外の提携校で学ぶこと
- 語学留学:語学の勉強のために海外の語学学校で学ぶこと
1年未満の留学経験をアピールしたい場合は、学歴欄ではなく「自己PR欄」に記入しましょう。
留学経験を学歴欄に記入する場合は、「留学期間・留学先の国名・大学名・学科名」を記入します。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
2020年9月〜2021年8月 アメリカ合衆国〇〇大学〇〇学部に留学
〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業
なお、外資系企業へ応募する場合は留学先の名称は英語で記入、日本企業へ応募する場合はカタカナで記入しましょう。
履歴書の学歴の書き方に関するQ&A
最後に、履歴書の学歴の書き方に関するQ&Aをご紹介します。
Q:中退した学歴は記入しなくても問題ない?
A:基本的には、中退した学歴もすべて記入します。
「書類選考で落とされてしまうかもしれない…」と、中退の学歴を書かない方がいいのでは?と思う気持ちはわかりますが、事実と異なる内容を履歴書に記入すると学歴詐称に該当してしまう可能性があります。
入社後に学歴詐称が発覚すると、解雇や懲戒処分の対象になる可能性もあるため、必ず記入しましょう。
Q:学校名が変わった場合はどう書けばいい?
A:在籍当時の学校名の後に、カッコ書きで現在の学校名を記入します。
私立〇〇高等学校(現 私立△△高等学校)卒業
Q:予備校の経験は学歴に書いた方がいい?
A:基本的には記入しません。
学歴として記入すべき内容は学位の取得できる学校です。予備校は塾のように勉学を補助する場所のため、基本的には記入しません。
Q:職業訓練校の経歴は学歴に書いた方がいい?
A:職業訓練校の経歴は職歴欄に記入します。
職業訓練校とは、希望する職種に必要な知識やスキルを習得するための講座で、雇用保険の被保険者が利用できる公的制度です。
職業訓練校は、厚生労働省が管轄のため職歴欄に記入します。
職業訓練校 〇〇コース 入校
職業訓練校 〇〇コース 修了
始めは「入校」、終わりは「修了」と記入しましょう。
なお、専門学校以外の民間のスクールも学歴欄には記入しません。
まとめ・正しい学歴欄の書き方を把握して書類選考通過を!
履歴書の学歴は、これまでに学んだ知識や経験をアピールできる機会。そのため、正確に記入する必要があります。
学歴欄をわかりやすく正確に書くことで、基本的なビジネススキルを伝えることも可能です。この機会に正しい学歴の書き方を把握し、書類選考通過を目指しましょう。
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この記事の監修者
松澤裕介 【キャリアアドバイザー】
キャリアアドバイザーとして、転職相談3,000名以上、紹介企業数10,000社以上に対応。年間1,000名以上の履歴書、職務経歴書を作成。主に医療・介護業界の人材紹介を担当。「シニア人材の転職市場・転職の注意点」などのテーマで記事やコラムを監修。