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「定年のない仕事」には何がある?働き方や職種について徹底解説

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

働く

「定年のない仕事」には何がある?
働き方や職種について徹底解説

70歳定年時代を迎えた今、60歳以上の多くの人は、健康なうちはまだまだ働きたいと思っていることが多いでしょう。 世の中には定年がなく、長く働き続けることができる仕事があります。そして、働き方や職種次第では、定年を気にすることなく長く働くことができます。 この記事では、定年がない仕事の職種や、働き方について、シニア専門のキャリアアドバイザーが詳しく解説します。

目次

定年のない働き方にはどういうものがある?

定年のない働き方には、一体どのようなものがあるのでしょうか。いくつかの例をご紹介します。

個人事業主・フリーランス

個人事業主(フリーランス)は、企業と業務委託契約を結んで仕事を請け負う立場です。雇われているわけではないため、定年という考えがなく働き続けることができます。個人事業主は、今までの経験を生かして起業することも可能です。
業務を委託する企業側も、委託先の個人事業主を、年齢ではなく実績などをもとに発注することがほとんどです。それゆえに年齢を気にせず働くことができます。
とくにクリエイターの多くは、フリーランスとして活躍されています。

個人事業主に関連した記事→業務委託・外注の年末調整と確定申告の方法は?定年退職後のシニア業務委託のお悩み解決!

パートタイマー

日、週、月あたり働く時間が正社員と比べて短い働き方を指します。子育て中の方や、シニアの方にとっては働きやすい働き方です。
パートで募集されている仕事内容はほとんどがそこまで難しいものではないため、定年なしとしているところが多いです。また、パートは未経験でも歓迎といった求人が多く、働きやすいのもポイントです。

定年のない職業

働いているシニアのイメージ
ここでは定年なく働いている人が多い職業をいくつかご紹介します。

士業

これらは独占業務と呼ばれており、資格を持っている人しかすることができない職種です。
士業の資格に年齢制限はなく、会社組織ではない個人事業主として事務所を開設できるため、事務所の所長に定年がないのはもちろん、事務所の職員にも定年がない場合があります。
いずれも経験を積んでから独立、開業することをおすすめします。


税理士

会計や税務のプロです。納税者の代わりに確定申告や税務調査に立ち会う「税務代理」、確定申告書などの作成をする「税務書類の作成」、さらには納税者の税金に関する相談を受ける「税務相談」といった業務をおこなうことができます。

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弁護士

法律の知識を使い、人々の権利、利益を守ることが仕事です。裁判時の代理人業務だけではなく、法律の相談などの一般の人に身近になる業務もおこないます。

弁護士に関連する記事→シニア弁護士が退職して転職するときに知っておきたい成功のポイント

社会保険労務士

労働問題や社会保険の制度に関する専門家であり、企業や個人を支える裏方業務です。社会保険に関する書類を作成、および手続きの代行をおこないます。

介護業界

体力的に若い人が求められることの多いイメージがありますが、人材不足から年配の方も採用されやすいのが介護業界の特徴です。年齢が近いことによって、利用者に寄り添うことができると考え、50代以上を積極採用する企業もあります。今までの生活面でこの仕事に活かせる部分は多く、介護業界は50代女性の転職先の中でも多くみられます。

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訪問介護員(ホームヘルパー)

食事や入浴、おむつ交換や着替えの介助をする「身体介護」と料理や掃除・洗濯、薬の受け取りなどを援助する「生活援助」があります。

介護助手・補助

介護業務に付随して発生する簡単な業務をおこないます。そのため資格がなくても介護助手として働くことができます。介護業界で働く最初のステップとして、介護助手として働くのもよいでしょう。

ケアマネージャー(介護支援専門員)

介護保険に関するスペシャリストです。介護を必要としている人が介護保険のサービスを受けられるよう、ケアプランの作成やサービス業者との調整をおこないます。

クリエイター

文章やデザインなどを作るといった創造的な仕事のプロを指します。自身が創造するものが世間に求められるようになれば、年齢関係なく働くことができます。デザイナーやイラストレーター、漫画家、フォトグラファーなどがクリエイターとして挙げられます。

職人

主に手工業や大工、左官など技能を生かした作業を職業とする人を指します。伝統的な技能に関する仕事が多く、長年の経験と先達者からの技術継承が多い仕事のため、プロになるまでに必要となる期間は長めですが、努力が評価される側面もあります。例えば、大工、漆塗り職人、パティシエ、和菓子職人などが挙げられます。自身でお店をひらけば、いつまでも年齢関係なく働くことができます。

農業

農業には沢山の種類があります。その中でも農業と聞いて一番にイメージされるものが耕種農業でしょう。耕種農業とは、米や穀物、果樹、花などの植物を栽培することを指します。
自分の手でものを育てあげることがやりがいと感じ、定年後から農業をスタートさせるシニアも多くみられます。会社に所属するわけではなく、自分で商売をするため、体力とやる気があれば年齢関係なく長く働くことができます。

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まとめ

働くシニア

今回ご紹介した職種は必ずしも定年がないとは限らず、中には定年を定めている会社もあります。

シニアジョブエージェントでは50代以上の方でも長く働けるお仕事探しをサポートしております!

この記事が定年後の仕事選びの参考になれば幸いです。

この記事の監修者

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

キャリアアドバイザーとして、転職相談3,000名以上、紹介企業数10,000社以上に対応。年間1,000名以上の履歴書、職務経歴書を作成。主に医療・介護業界の人材紹介を担当。「シニア人材の転職市場・転職の注意点」などのテーマで記事やコラムを監修。

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