シニア婚・大人婚・結婚記念日にもおすすめの「フォトウェディング」とは？
結婚式を挙げるのは大変だけれども、ウェディングドレスを着た姿だけは写真に残しておきたい。そんな思いからフォトウェディングを選ぶ大人婚やシニア婚カップルが増えています。
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結婚式や披露宴を行わずに婚礼衣装を着て写真撮影だけすることを、「フォトウェディング」と呼びます。
今回は、フォトウェディングがシニア婚や大人婚、結婚記念日のお祝いにおすすめの理由をご紹介します。
フォトウェディングとは
フォトウェディングとは、結婚式や披露宴を行わずに、ウェディングドレスなどの結婚式用の衣装を着て写真撮影をして、アルバムなどに残すことです。
フォトウェディング専用のスタジオには、ウェディングドレスやカラードレス、タキシード、白無垢、色打ち掛け、引き振袖、紋付羽織袴などの婚礼衣装や小道具一式が用意され、好きなドレスや着物を選べる形式になっているところが多いようです。
撮影場所は、屋内スタジオや屋外ロケーションなど、さまざまです。
ロケプランを用意しているスタジオでは、屋外の撮影にも対応してくれます。
一般的にスタジオ撮影よりも、移動や許可申請などが必要で、メイクにも手間がかかるロケ撮影のほうが割高になります。
ロケでは、ウェディングドレスや和装が映える神社、寺院、チャペル、庭園、公園、船上、海岸などの“映える”スポットを選択でき、夕暮れや夜景など、好きな時間を指定することも可能です。
中には遠方ロケや海外ロケに対応してくれるスタジオもあります。
フォトウェディングの利用にあたっては、撮影場所、洋装か和装か、あるいは両方、撮影する衣装の点数、使用する小物やアクセサリー、撮影カット数などを選択し、メイクスタッフに髪型のセットとメイクアップをしてもらい、フォト撮影に臨みます。
撮影当日の前にお目当てのドレスを試着できる場合もあるようです。
なお、フォトウェディングではなく「ウェディングフォト」といった場合、結婚式の最中に撮る写真や、式の前後に撮影する「前撮り」や「後撮り」などの写真を指します。
前撮りと後撮りで撮影する「ウェディングフォト」の進行手順は、フォトウェディングとあまり変わりませんが、ウェディングフォトは結婚式のオプションや別撮りなどで撮影するものであり、式場で挙式をすることが前提です。
また、フォトウェディングと同時に、ごく身近な親族数人と軽く食事会が行える会場を用意しているスタジオもあるそうです。
フォトウェディングのメリット
フォトウェディングにはさまざまなメリットがありますので、確認していきましょう。
結婚式よりもお金がかからない
いざ結婚式を挙げるとなると、ウェディングドレスや小物などの衣装代やメイクなどの美容費のほかに、婚礼料理、引き出物、プチギフト、各種演出、会場費、ゲストのお車代、宿泊費など、お金のかかる項目は盛りだくさんです。
諸々の予算を考慮した結果、無難なウェディングドレスを選び、お色直しの回数も抑え、結婚式に未練を残してしまう新郎新婦も多いものです。
しかし、フォトウェディングであれば、予算の範囲で憧れのブランドのウェディングドレスを選んだり、和装に切り替えたり、カラードレスを足したり、シチュエーション選びやヘアメイクなどにも思い切りこだわることができるでしょう。
こだわりの衣装・メイク・髪型で結婚写真が残せる
フォトウェディングの最大のメリットは、お手頃な費用で結婚式さながらの婚礼衣装を着た夫婦2人の写真を残せることです。
高級ブランドのウェディングドレスや、クラシックな白無垢や色打ち掛けなど、豪華な婚礼衣装を着た姿を写真に収めることが可能です。
「一生に一度の結婚式なのに、洋装と和装のどちらかを選ぶのが辛かった」「カラードレスまで選ぶ余裕はなかった」「当日は雨でヘアセットが思うように決まらなかった」など、式に思い残しがある人も、フォトウェディングならリベンジができるのです。
ドレスや着物は、スタジオの貸し衣装を着るのが基本ですが、衣装の持ち込みがOKのスタジオもあります。
その場合、新郎新婦の父母や祖父母自身が結婚式で着た衣装や、新婦が成人式のときに着た振り袖を婚礼用にリメイクした着物など、思い入れのある衣装で撮影することもできます。
また、フォトウェディング専用のスタジオにはメイクスタッフがいることがほとんどですので、結婚写真にふさわしい素敵なメイクや髪型にしてくれます。
凝ったロケーションやシチュエーションで撮影できる
フォトウェディングスタジオでは、趣向を凝らした背景やシチュエーションで婚礼写真を撮影することができます。
スタジオ内に日本庭園や洋風庭園が設えてあったり、最新トレンドをふまえた、“映える”セットが組まれていたり、スタジオによってさまざまな工夫が見られます。
さらにロケーション撮影を選ぶと、有名な観光スポットや由緒正しい神社など、絶景を背景にしたフォトウェディングも可能です。
注目を浴びる状態を避けられる
大勢の前でスピーチをすることが苦手だったり、華やかに着飾った普段とは違う姿を他人に見られるのが恥ずかしかったり、人前で感動して泣きたくなかったり、など、結婚式自体に抵抗を感じている人は案外多いものです。
また、年齢的に人前で着飾ることに抵抗がある大人婚やシニア婚のカップルにとっても、2人の世界に浸れるフォトウェディングのほうが向いているかもしれません。
既婚者の4人に1人が「今、結婚するならフォトウェディングがいい」と回答
タメニー株式会社が実施した、結婚イベントに関するアンケートによると、既婚者にもフォトウェディングの人気が一定数あることがわかりました。
結婚して5年以内の20〜49歳の既婚男女600人に対し、「もし今、結婚するとしたらどのような結婚イベントを実施したいと思いますか？」と尋ねたところ、「教会式」と答えた人がもっとも多く30.3％、次いで「披露宴」が28.7％、そして「フォトウェディング」が24.3％で、3番目に支持されていることがわかりました（複数回答可）。
フォトウェディングを選んだ人の意見を見てみると、「新婚旅行にお金をかけるため、フォトウェディングだけにしたい」「準備の手間を省きたい」「コロナ禍で多くの人に負担をかけたくない」などの合理的な理由が多い一方で、「婚礼マナーが苦手」「目立つのが好きではない」「人をもてなすのが大変」「パーティーは面倒」など、そもそも結婚式が好きではない人からの支持も多く見られました。
また、「式で撮った写真がいまいちだったので、リラックスしたロケ写真を撮りたい」「教会式だったので、和装のフォトウェディングをしてみたい」など、式でできなかったことを叶えたい人の意見や、「気持ち的にも金銭的にも十分満足だったので、もう一度フォトウェディングでもいい」という、フォトウェディングの満足度の高さが伺える意見もありました。
＜調査概要＞
調査機関：タメニー株式会社
調査方法：インターネット調査
調査対象：20〜49歳既婚男女2,260名（今記事の質問項目の対象者は600名）
集計期間：2022年9月20日～27日
有効回答数（サンプル数）：2,260名
引用記事：もし今結婚するなら？「フォトウェディングがいい」既婚者の４人に１人｜タメニー株式会社のプレスリリース
二人婚・ナシ婚・再婚・卒花にもフォトウェディングは人気
昨今では、新郎新婦の2人きりで結婚式を挙げ、ゲストを呼ばない「二人婚」や、婚礼儀式を行わずに入籍手続きだけをする「ナシ婚」を選択するカップルが増えています。
とくに再婚や、大人婚、シニア婚の場合は、ナシ婚傾向が強く見られます。
そのような、結婚式の面倒な手続きを避けたい人や、事情がある人でも、「一生に一度しかない記念にフォトウェディングだけはしておきたい！」とフォトウェディングを選ぶ人が増えているのです。
また、結婚式を終えた卒花さんが、のちにフォトウェディングを利用することもあります。
たとえば予算や時間の都合で挙式本番には着られなかったドレスや着物を改めて着たり、挙式当日が天候不良だったため、天気のいい日に改めてロケーション撮影などを行ったりなど、結婚式で残った後悔をフォトウェディングで解消する人も多いそうです。
フォトウェディングを写真館や結婚式場でする方法
衣装やヘアメイクは自前で用意して、一般的な写真館で撮影をしてもらう形式をとると、撮影費用を安く抑えられます。
また、ハウスウェディングやレストランウェディング会場などが撮影スポットとして場所を提供してくれることもあります。
この場合、会場使用料だけかかることもあれば、衣装持ち込み料、着付け料、メイク料などが別途かかることもあります。
もっとも安くフォトウェディングを行うには、衣装・メイク・カメラマンの準備、撮影場所の許可申請、移動手段などをすべて自分たちで手配する方法もあります。
いずれの方法も金額は安く抑えられるものの、手間や準備がそれなりにかかりますので、面倒事を避けたいのであれば、フォトウェディングスタジオを利用することをおすすめします。
結婚記念日のセレモニー「バウ・リニューアル」にもフォトウェディングはおすすめ
欧米諸国では、結婚記念日などの節目に夫婦がお互いの愛を確認しあい、結婚の誓いを更新するセレモニーのことを「バウ・リニューアル」（Vow Renewal）と呼びます。
結婚25周年の銀婚式や、50周年の金婚式など、節目のバウ・リニューアルを結婚式並みに盛大に祝う夫婦も珍しくなく、結婚式当時のウェディングドレスやタキシードを着てお祝いする人もいるそうです。
日本では結婚記念日というと、ケーキなどを買って夫婦や子供たちの間でささやかにお祝いするくらいのイメージですが、欧米の結婚記念日はスケールが違うようです。
銀婚式や金婚式などが近い方は、バウ・リニューアルとして、家族でフォトウェディングをしてみるのはいかがでしょうか？
忘れがたい思い出のアルバムが増えるだけでなく、家族の絆も深まることでしょう。
なお、タメニーアートワークス株式会社が運営するフォトウェディングブランド「studio LUMINOUS」では、過去に「studio LUMINOUS」でフォトウェディングを行った人向けに、記念日の写真撮影がお得にできる「アニバーサリーフォトプラン」、もう一度ウェディングドレスを着て撮影ができる「ワンスモアフォトプラン」といったプランを用意しています。
フォトウェディングに興味がある人は、参考にしてみてください。
現代の家族の形を、写真を通し記憶し続ける アニバーサリーフォトプランとワンスモアフォトプランの提供を開始｜タメニー株式会社のプレスリリース
また、入籍当時に結婚式をしなかった親御さんへ、お子さんからフォトウェディングをプレゼントするのもおすすめです。
ウェディングドレスを着られなかった後悔を晴らすのに、年齢は関係ありません。
結婚記念日のフォトウェディングを、ぜひ検討してみてください！
シニア婚・大人婚の関連リンク
この記事の監修者
小崎佳澄 【成婚コンシェルジュ】
2014年、株式会社パートナーエージェント入社。会員様に対し、ご自身がどうしたいのかを軸に、活動のサポートを行う。ラポール形成（共感に基づいた信頼関係を結ぶこと）を大切にし、本音で話していただきやすい環境を作っている。 現在、東海エリアと北日本エリアにおいてエリアマネジャーを務める。
