ユニバーサルスポーツ として注目されている「ゲートボール」とは?
1980年代から90年代にかけてブームとなったゲートボール。近年ユニバーサルスポーツとして再び注目が集まっています。今回は、ゲートボールの歴史やルール、魅力について解説します。
- 目次
- ゲートボールとは、初心者でも安心して参加できるスポーツである
- 最初は子供向けのスポーツだった
- ゲートボール黄金期から現在に至り「ユニバーサルスポーツ」になるまで
- 高校生の部活動としても親しまれているゲートボール
- 故・三遊亭円楽師匠とゲートボールの関係
- ゲートボールのルール解説
- チーム編成
- プレイするコートの広さ
- ゲームの進行方法
- 最初の難関は、1打通過が必須の「第1ゲート」
- ゲートボールの醍醐味でもある「タッチ」と「スパーク打撃」とは
- アウトボールになると、次の打順ではタッチもゲート通過も上がりもできない
- ゲートボールに必要な道具は?
- ゲートボール参加に必要な道具の相場は1万円から2万円ほど
- 人気のユニバーサルスポーツ3選
- お酒を飲みながらでも楽しめる、フィンランド発の「モルック」
- パラリンピックで注目を集めた「ボッチャ」
- 自宅でサイクリングが楽しめる「バーチャルサイクリング」
- ゲートボールを始めるには、各地域のゲートボール団体に問い合わせてみよう
- まとめ:健康を維持するために、ゲートボールを始めてみよう
朝早い時間に公園へ行くと、運動やスポーツに興じているシニアの姿を見かけることはないでしょうか。
ラジオ体操や太極拳のほか、最近ではヨガに励む姿なども見られるようになりました。
そんななか、シニア層に根強い人気を誇っているのがゲートボールです。
スティックでボールを打つ音が、心地よく周辺に響き渡るのを耳にしたことがある人も多いでしょう。
近年では、パークゴルフやマレットゴルフ、グランドゴルフなどもシニアに人気ですが、ゲートボールにはゆるぎない存在感があります。
そこで改めて、ゲートボールとはどんなスポーツなのか、なぜシニアに人気があるのか、などの謎に迫ります。
ゲートボールをはじめ、シニアの趣味に関連した記事
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ゲートボールとは、初心者でも安心して参加できるスポーツである
ゲートボールとは、体力の消耗が少なく、幅広い年代の人たちが一緒に楽しめる、1チーム5人制の団体球技です。
ボールの大きさは直径7.5cmと大きく、スティックでボールを打つ部分(ヘッドのフェイス)の面積も広いため、打ち損じが少なくてすみます。
また、ゴルフのように大きく振りかぶったり、力いっぱい叩く必要がないため、体力もあまり必要とされません。
そのうえルールが簡単で、すぐに覚えられるので、初心者でもすぐに参加することができます。
とはいえ、戦略を必要とする場面が多く、予想しなかったゲーム展開になることもしばしばあり、飽きることはありません。
最初は子供向けのスポーツだった
ゲートボールは日本発祥のスポーツです。北海道の十勝地方にある芽室(めむろ)町で、1947年ごろに誕生しました。
創始者である鈴木栄治氏(のちに和伸に改名)が、子供たちのための遊びとして、ヨーロッパのクロッケーをヒントに考案したのが始まりです。
当初は高齢者向けのスポーツではなく、子供向けのスポーツだったそうです。
参考資料
ゲートボールヒストリー|JGU | 公益財団法人日本ゲートボール連合 Official Web Site
ゲートボール黄金期から現在に至り「ユニバーサルスポーツ」になるまで
1980年代には、ゲートボール専門のテレビ番組『おはよう!ゲートボール』が放映されるなど、ゲートボール黄金期ともいえる時代がありました。
80年代から90年代にかけて、世界ゲートボール連合、南米ゲートボール連合、アジアゲートボール連合が相次いで設立され、ゲートボールは国際的なスポーツに成長していきます。
しかし、2000年代に入ると、平均健康寿命の延伸を受け、体力のあるシニアは現役時代に親しんだスポーツを続行し、グランドゴルフやボッチャなどのライバルともいえるシニア向けスポーツも続々と登場したことから、ゲートボールはやや影が薄くなってしまいました。
ところが近年、風向きが変わりつつあります。
高齢化や多様化の時代を迎え、さらに昨年東京で開催されたオリンピックとパラリンピックでは、今までになくパラスポーツに注目が集まりました。
パラスポーツが人気となった流れを受けて、「ユニバーサルスポーツ」に光が当たりつつあるのです。
ユニバーサルスポーツとは、年齢や国籍、障害の有無、スポーツの得意不得意に関わらず、多くの人が一緒に楽しめるスポーツのことです。
ルールが簡単で、誰もが理解しやすく、プレイヤー同士の接触でケガをするなどの恐れが少なく、安全性の高さを確保したスポーツを指します。
高齢者に限らず、子供や若者も含めた幅広い年代の人々に向けて門戸が開かれたゲートボールに対し、昨今ではユニバーサルスポーツとしての見方が加わって、人気復活の兆しが見えてきているのです。
なお、ゲートボール以外で人気のユニバーサルスポーツについては、のちほど詳しくご説明します。
参考資料
ユニバーサルスポーツ | NPO ユニバーサルイベント協会
高校生の部活動としても親しまれているゲートボール
ゲートボールに対して、多くの人が「老人向けのスポーツ」というイメージを持っているかもしれませんが、実際には幅広い年齢の人々に親しまれています。
たとえば、公式の大会として、全日本選手権大会、国民体育大会、4年に1度の公式国際大会(世界選手権、アジア選手権)などがありますが、全日本選手権の場合、参加者の年齢や性別には制限がありません。
また、全国ジュニア大会や、全国高等学校選手権など、若者が活躍する大会も存在します。
ジュニア大会は、ジュニア男子1部クラス(15歳以上18歳未満の男子)、ジュニア女子1部クラス(15歳以上18歳未満の女子)、ジュニア2部クラス(6歳以上15歳未満で性別は問わない)の3つのクラス分けがされており、6歳から参加できます。
2022年8月のジュニア大会には、27チーム(ジュニア男子1部:5、ジュニア女子1部:7、ジュニア2部:15)が参加しました。
高校選手権は、スピード感あふれる3人制(リレーション-3)で実施し、2022年12月に14校が優勝を争う予定です。
強豪校には、島根県の出雲西高や、栃木県の作新学院などがあり、作新学院は全日本選手権でも優勝経験があるほどの強豪です。
また、全国ろうあ高齢者ゲートボール競技大会は、2022年10月9日に第36回大会が開催され、8都府県から12チームが参加しました。
ゲートボールは、幅広い世代の人や、障害を持つ人にも親しまれている、ユニバーサルスポーツなのです。
参考資料
故・三遊亭円楽師匠とゲートボールの関係
先日急逝した三遊亭円楽さんを偲ぶ「“2022日本の蔵王 day 三遊亭円楽杯”ゲートボール交流大会」が、2022年10月6・7日に開催されました。
この大会自体は、蔵王町の活力を全国に発信するため、円楽さんのプロデュースで2013年から開催されていたものです。
大会と合わせて落語会も開催されるため、ゲートボール選手以外の人も楽しめるイベントとなっています。
円楽さんは、先述のテレビ番組『おはよう!ゲートボール』に出演しており、全国各地で開催されるゲートボール大会に自ら参加したり、日本ゲートボール連合の評議員を務めたりするなど、長年にわたってゲートボール界に貢献をしてきた方なのだそうです。
ある雑誌のインタビューでは、ゲートボールのことを「ゲームそのものは単純でとっつきやすいけれど、実に奥深い」と語り、『おはよう!ゲートボール』の収録の待ち時間中もゲートボールに興じていたのだとか。
また、あの立川談志さんもゲートボールの面白さにハマっていたとも語っていました。
参考資料
第1回交流大会&落語の集い 蔵王町ホームページ
ゲートボールのルール解説
それではゲートボールのルールを、簡単にご説明します。
チーム編成
ゲートボールは5人のチームを組んで、同じく5人の相手チームと30分間、対抗戦で行います(※)。
公式の試合では、選手のうち1名を主将とし、各チームともに交代選手を3人までベンチ入りさせることが可能です。監督もベンチ入りが可能ですが、選手として参加することはできません。
※全国高等学校ゲートボール選手権大会の場合は、1チーム3人制で、交代選手は2人まで。
プレイするコートの広さ
ゲートボールを行うには、最低でも横22メートル、縦17メートルの敷地が必要です。
横22メートル、縦17メートルの「アウトサイドライン」を引き、さらにその中に横20メートル、縦15メートルの「インサイドライン」を引いて競技を行います。
第1から第3まであるゲートとゴールポールを設置する位置も厳密に決まっているため、メジャーなどを使用して正確な位置にゲートとポールを打ち込みます。
コートについては、公益財団法人日本ゲートボール連合のサイトに掲載された下記の資料を参考にしてください。
1. Lesson1レッツトライゲートボール(日本ゲートボール連合)
ゲームの進行方法
チームごとに先攻と後攻に分かれ、先攻チームは奇数が表示された5個の赤いボール、後攻チームは偶数が表示された5個の白いボールを交互に打っていきます。
プレイヤーは、自分の打順と同じ番号が入ったゼッケンをつけ、打順と同じ番号のボールを打ち、10番の人が打ち終わったら、再び1番の人に打順が回ってきます。
ゲームが開始されたら、第1から第3まであるゲートに自分のボールをくぐらせ、最後にゴールポールにボールを当てれば「上がり」となり、その人の打順は終了します。
各ゲートを通過すると1点、ゴールポールに当てて「上がる」と2点が入り、30分後の試合終了時に、合計得点の多かったチームが勝ちとなる仕組みです。
ただし、ポール通過から上がりまで、すんなり到達できるかというと、そう簡単にはいきません。
のちほどご説明しますが、「タッチ」や「スパーク打撃」などの技を使って、相手チームのゲーム進行を妨害したり、自分チームの仲間を助けたりすることができるからです。
最初の難関は、1打通過が必須の「第1ゲート」
第1ゲートは、スタートエリアから1打で通過させる必要があります。
ゲートの横を通過してしまったり、届かなかったりした場合は、次の打順を待って、もう一度スタートエリアから打ち直します。
第1ゲートを通過したら、次は第2ゲートの通過を目指しますが、1打で通過させるのが難しい場合は、2回以上打っても構いません。第3ゲートやゴールポールも同様です。
ゲートボールの醍醐味でもある「タッチ」と「スパーク打撃」とは
タッチとは、コートの中(インサイドラインの中)で自分のボール(以下「自球」)をほかの人のボール(以下「他球」)に当てることです。
タッチで当てた他球がコートの中に留まると、「スパーク打撃」を行うことができます。
スパーク打撃は、自球が静止した場所から行います。
タッチした他球を拾って自球のすぐ横に置き、2つのボールを上から足で押さえて(ゲートボール用語では「セット」と呼ぶ)自球を打ち、他球のみを任意の方向に飛ばすことを、スパーク打撃と呼びます。
スパーク打撃をした他球が、自球から10センチ以上離れたら「スパーク打撃成立」となり、引き続き1回の打順を継続できる権利が得られます。
反対に、自球と他球の間隔が10センチ未満になってしまうと、スパーク打撃失敗と見なされ、次の打順まで待たなければなりません。
スパーク打撃成立後のプレイヤーは、別の他球にタッチを仕掛けて、次々にスパーク打撃を続けてもいいですし、次の目標ゲートやゴールポールを目指しても構いません。
タッチもスパーク打撃も、相手チームと自分チームの、どちらのボールに対しても使える技です。
タッチしたのが相手チームのボールであれば、インサイドラインの外側に出して「アウトボール」にしたり、次の目標ゲートから遠いところに飛ばして進行の妨害したり、などの攻撃ができます。
自分チームのボールであれば、次の目標ゲートに近い場所へ飛ばしたり、ゲートを通過させたり、ゴールポールに当てて上がったり、などの応援ができます。
なお、タッチしたときに自球や他球がコートの外に出てアウトボールになると、スパーク打撃はできません。
また、タッチが成功したらスパーク打撃は必ず行い、棄権することはできません。
スパーク打撃でゲート通過や上がりになると、得点は加算されるものの、打順の継続権は得られない、などのルールもあります。
アウトボールになると、次の打順ではタッチもゲート通過も上がりもできない
相手チームからのスパーク打撃や、自分のコントロールミスなどで、ボールがコートの外に出てしまうことを「アウトボール」といいます。
アウトボールになると次の打順では、インサイドラインの外側10センチの場所からコートの中に打って入れるだけで、ゲートの通過や上がりができず、他球にタッチすることもできません。
もしアウトボールの状態からタッチをしてしまうと、再びアウトボールと判定され、次の打順でもコートの中に打つだけになってしまいます。
また、アウトボールから直接ゲート通過をしたり、上がったりすると、再度アウトボールになることはありませんが、本来得られるはずの点数が加算されません。
ゲームを有利に進めるには、仲間のボールをいかにアウトボールにしないかを気にする必要があるでしょう。
参考資料
ゲートボールって、どんなスポーツ?|JGU | 公益財団法人日本ゲートボール連合 Official Web Site
ゲートボールに必要な道具は?
ゲートボールで使う道具は、
- コートにラインを引くラインテープ
- 得点を記録するタイムスコア
- 1から10までの番号が表示された10個のボール(奇数は赤、偶数は白)
- 打順を示すゼッケン、もしくはビブス10枚
- 3つのゲートと1つのゴールポール
- プレイヤーがボールを打つのに使う専用のスティックと、持ち運び用のケース
などです。
1から5までの道具はチームで購入し、管理することがほとんどですが、6のスティックとケースは、個人で購入して持ち歩くことが多いでしょう。
スティックは、握る部分のシャフトと、ボールを打つ部分のヘッドという2つのパーツに分かれます。
ゲートボールに関連する製品の取り扱いが多い「ニチヨー」というメーカーでは、シャフトとヘッドを個別で販売していますが、2つを合わせて「スティックセット」としても販売を行っています。
シャフトは分割ができたり、伸縮ができたり、コンパクトに収納できる商品も多いため、持ち運びは簡単です。
なお、シャフトとヘッドが一体型になったものはワンピースなどと呼ばれます。
シャフトやヘッドの材質は、チタン、ステンレス、アルミ合金、ポリカーボネート、ジュラルミン、強化木などさまざまです。軽さや強度、打撃音など、それぞれに特徴があるようです。
ほかのゲートボール用品として、専用のシューズ、試合時間終了を知らせるタイマー、日除けのキャップなどがあります。
ゲートボール参加に必要な道具の相場は1万円から2万円ほど
ゲートボールを始める場合、まずは道具の購入が必要です。
ゲートやポール、ゼッケンやボールなどは、チーム単位で購入するものですが、スティックや帽子、靴などは個人で用意する必要がありそうです。
帽子や靴は、もともと持っているキャップや運動靴などで代用できそうですので、スティックの値段を確認していきましょう。
先述したニチヨーの通販サイトで売れ筋商品を覗いてみますと、グリップズームスティックセットという商品が9,450円、コンパクトズームスティックセットという商品が12,600円となっており、スティックの値段は1万円前後が相場だと考えられます(2022年11月現在)。
分解できてコンパクトになるタイプのモデルや、ジュラルミン製やカーボン製などの、強度と軽量さを兼ね備えたモデルが人気です。
スティックを持ち運ぶケースも1,000円くらいから販売されていますが、スティックとケースがセットになった商品もあります。
ジュラルミン製やカーボン製のシャフト、ヘッド、そしてケースの一式ですと、だいたい1万5,000円から2万円ほどで購入できるようです。
軽量で強度のあるシャフトとヘッド、ケースの一式を、もっとも安く揃えようとすると1万円ちょっと、平均的なセットで揃えようとすると、1万5,000円から2万円くらいが目安となります。
参考サイト
ニチヨー NICHIYO
人気のユニバーサルスポーツ3選
ゲートボール以外にも、ユニバーサルスポーツとして注目されているスポーツは多数あります。
その中から、最近人気のものを3つご紹介します。
お酒を飲みながらでも楽しめる、フィンランド発の「モルック」
スキットルと呼ばれる1から12までの番号が書かれた12本の木製のピンと、モルックと呼ばれる木製の棒を用意すれば、いつでもどこでも楽しめるアウトドア向けのレクリエーション。それがモルックです。
モルッカーリという、モルックを投げる位置を示す木製の板も存在しますが、なくてもゲームは可能です。
ルールは簡単で、モルックを投げて倒れたスキットルの数字を合わせた数が50点ピッタリになったチームが勝ちになります。
お笑い芸人・さらば青春の光の森田哲矢さんが、モルックの日本代表として世界大会へ出場したことで、国内では広く知られるようになりました。
森田さんは「ルールがめちゃくちゃ秀逸」「誰でもできるスポーツってのがよくて」「練習会では皆さんお酒飲みながらもやっていましたし、世界大会でも飲みながらやっている人はいましたね」とモルックの魅力と世界大会の様子を語っています。
モルックは、体力や、特別な装備も技術も不要で、大人から子供まで楽しめるスポーツです。
芝生や砂地、土など、屋外のどこでもできることから、公園やキャンプ場、ビーチなどでも楽しむ人が増えています。
参考資料
パラリンピックで注目を集めた「ボッチャ」
パラリンピックの正式種目でもあるボッチャは、重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障害者のために考案されたヨーロッパ発のスポーツです。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに対し、赤と青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、ほかのボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
ボールを投げたり蹴ったりできない場合は、勾配具(クランプ)という道具を使うこともできます。
パラリンピックなどの国際大会では障害の程度により、BC1からBC4までの4つのクラスに分かれて試合を行いますが、障害の程度がそれらに該当しない選手は、日本独自で創設された「オープンクラス」の区分に参加することが可能です。
オープンクラスには、オープン座位とオープン立位の2種類があります。
パラリンピックでボッチャに興味を持った人は、一般の人も参加できるイベントや講習会などもありますので、下記のサイトを確認してみましょう。
日本ボッチャ協会
自宅でサイクリングが楽しめる「バーチャルサイクリング」
バーチャルサイクリングとは、自宅などの室内にいながら、実際にサイクリングをしているような感覚が味わえるシステムです。
撮影されたサイクリングコースをAR化(拡張現実処理)した映像をモニターなどに写し、それを見ながらペダルをこいで前に進んでいきます。
自転車をスタンドなどに固定して、後輪にスマートトレーナーという機材を装着し、ペダルをこぐスピードと力に合わせて映像を連動させるため、本当にサイクリングロードを疾走しているかのような没入感が味わえるのだそうです。
バーチャルサイクリングを始めるには、自転車と、Zwiftなどの専用アプリ(7日間無料、月額1,650円※)、アプリを起動するスマートフォンやパソコン、自転車のペダルをこぐ力を検知する「スマートトレーナー」などが必要です。
スポーツサイクル専門店 「Y'sRoad(ワイズロード)」には、スマートトレーナーの試乗ブースを設けているお店がいくつかあります。下記のページを参考に、近くのお店を探してみてください。
スマートトレーナー試乗コーナー設置店舗一覧|ワイズロードオンライン|自転車・パーツ・サイクルアパレル通販サイト|ワイズロードオンライン|自転車・パーツ通販
ゲートボールを始めるには、各地域のゲートボール団体に問い合わせてみよう
今からゲートボールを始めてみたい人は、地区の大会などを取り仕切っている、最寄りのゲートボール団体に問い合わせてみましょう。
東京都の場合は「NPO東京ゲートボール連合」、神奈川県の場合は「神奈川県ゲートボール連合」などが該当するようです。
下記のリンク先ページから、自分が住む都道府県のページを探してみてください。
各都道府県のページには、団体の住所や電話番号、メールアドレスなどの連絡先が記載されています。
全国ゲートボール施設一覧|JGU | 公益財団法人日本ゲートボール連合 Official Web Site
まとめ:健康を維持するために、ゲートボールを始めてみよう
以前に「60代から始める「お金のかからない趣味」を選ぶ5つのポイントと、おすすめの趣味10選」という記事でお伝えしたように、ゲートボールなどの趣味を持つことは、健康寿命の延伸にも役に立ちます。
また、ゲートボールブームの真っ只中ともいえる1990年当時の調査報告によると、ゲートボールには加齢に伴う老化の進行を遅らせる効果があると認められたのだそうです。
ゲートボール愛好家の高齢者と、普段運動をしていない高齢者に対して同様の体力テストを行ったところ、男性は、垂直跳びとシットアンドリーチ(長座位体前屈)テストで、女性はタッピングテストで、運動をしていない人と比較してゲートボール愛好家のほうが高得点を示したそうです。
参考資料
高齢ゲートボール愛好者の体力特性 体力科学39巻(1990)4号より
シニアの方々の健康づくりやアンチエイジングに、ゲートボールはぴったりのスポーツです。
若い頃は運動が苦手だった人でも、ゲートボールならば気軽にできますので、ぜひ始めてみてください!
健康維持に関連した記事
この記事の監修者
高橋正美 【健康管理士一般指導員】
日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー(CFP®認定者)として相談業務にあたる中、お客様の急死や、若い仲間の大病による入院などを目の当たりにして、生活習慣病予防の大切さを痛感。医療費等の支出削減を図るためにも、健康管理が重要であることに気づき、健康管理士一般指導員の資格を取得。お客様相談の中で、必要に応じて健康寿命延伸のための情報も提供している。