内定必勝法!シニアが面接で好印象を与える話し方のコツを教えます
面接の際に大事なことは、面接官に「好印象」を与えることです。ここでは専門のキャリアアドバイザーの意見を含めた好印象を与える話し方をご紹介します。
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以前と比べて、年齢を重ねても働き続けるシニア世代が増えて来ました。50代になって転職や再就職をするのも珍しくありません。
しかし、中には経験が豊富なのにも関わらず、いざ面接をしてもなぜか落とされてしまって悩んでいる方がいます。
この記事では中高年の方が面接の際に面接官から好印象といわれる話し方のコツを解説します。
ぜひこの記事を読んでいただき、好印象を持ってもらえるようにしましょう。
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面接官は話し方のどこを見ているのか
では、面接官はいったい、話し方のどの点をみているのでしょうか。
表情や姿勢
面接で最も影響を与えるのが表情や姿勢です。なぜなら、人の第一印象は見た目で判断される割合が大半を占めているからです。
いい印象を与える話し方は、ほほえむような表情で、明るく、ハキハキと話し、視線は面接官の目、もしくは顔を見て話しましょう。
姿勢は背筋をまっすぐにし、男性なら脚は肩幅くらいに開けて、軽い握りこぶしを両太ももに乗せます。女性は脚を正面に閉じて、両手を重ねて太ももの上に軽く乗せます。
ごまかしやうそをいわないか
面接官は今までに多くの人を面接しています。その目をだますことはできません。いい経歴や話しがないからといって、ごまかしをしたり、うそをつくのはやめましょう。
面接では事前に書類を送っている場合がほとんどです。
うその発言に対して深く問われた場合に、うまく返すことができず、曖昧な発言をしてしまうことがあります。
書類の内容にはない質問をされる場合もありますが、その場のうそは違和感につながります。
書類と内容が変わらないように、より深い受け答えができるようにしておくことがベストです。
丁寧に話そうとしているか
話しが上手ではなくても、丁寧に話すように心掛けましょう。
噛んでしまっても全く問題はありません。面接官に対して、きちんと伝えようとしたり、熱意を込めたりするような姿勢で話すと、真面目な人だという印象は持ってくれます。雑な話し方をしてしまうことにより、仕事に対しても真面目に取り組まれない人と思われてしまい、その結果、不採用といった結果になる可能性は大いにあります。
落ち着いた雰囲気があるか
面接での話し方は、「元気よくハキハキと」が基本ですが、中高年の面接では、今までの社会人経験を踏まえた「落ち着き」も見ています。
オドオドしているような不安げな話し方だと、面接官にも不安な気持ちを与えてしまいます。
面接で好印象づけるためにおさえるべきポイント
では、どうしたら面接官に好印象を与えることができるでしょうか。
おさえるべきポイントを3つ、ご紹介します。
事前に話すことを考えておく
面接をスムーズに行うためには、事前に話すこと考え、シミュレーションをしましょう。
なぜなら、面接は緊張する場なので、これをしておかないと緊張で頭が真っ白になり、最悪、何も話せなくなる場合があるからです。
面接の質問は、ある程度パターンが決まっているため、その解答を考えて練習しておくと、本番で質問されたときに上手に返答できます。
また、一般的な履歴書に記入欄があるような部分は言えるようにしておくことがベストです。例えば、趣味や特技の欄です。企業によっては質問されることがあるかもしれません。そういったところもしっかりと答えることができれば、面接官にとって印象に残る人となれるでしょう。
緊張しても大丈夫!自分の意見を最後まで言い切ろう
面接ではほとんどの人が緊張するでしょう。緊張するからよくない、ではなく、緊張しても自分の意見を最後まで言うことが大切です。
面接官は緊張しているところでマイナスポイントとして捉えることはほとんどありません。
それよりも、相手がどういう人なのか、どんなことができるのかを知りたいので、自分の伝えたいことをきちんと言い切ることが大切です。
身だしなみを整える
面接では、第一印象が大事なので、身だしなみを整えることはとても大切です。
乱れていない髪型、シワのないシャツやスーツ、キレイな靴とカバン、そして男性ならヒゲがないかチェックし、女性ならナチュラルなメイクを心がけましょう。
常に胸ポケットにタバコを入れている人は、必ず取ってから面接に向かってください。
以前にシニアタイムズで面接時の服装について細かく取り上げた記事があるので、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
話し方のコツ
ここでは、話し方のコツをご紹介します。ここでご紹介した話し方のコツは、面接以外にも役立ちますので、ぜひ参考にしてください。
相づちを打つ
相づちを打つことで、話をちゃんと聞いていることが相手に伝わります。
面接官が話していても、相づちを打たなかったり、何も反応しなかったりすると、「この人は話を聞いているのか?」とマイナスなイメージを持たれてしまいます。
笑顔で話す
表情は口角を上げて、笑顔で話しましょう。
暗い雰囲気で話すと覇気がなく、自信がないように思われます。明るく笑顔で話すことで、良い印象を与えることができます。
面接では明るい印象を持ってもらうことが大切なので、笑顔が引きつってしまうなど、笑顔が苦手な方は、鏡を見ながら練習することをオススメします。毎日コツコツと練習をすることで、自然な笑顔が作れるようになります。
聞き取りやすいスピードで話す
誰しも、緊張すると早口で喋ってしまいがちです。
さらに早く終わらせよう思い、一気に話をしてしまうことがあります。
そうなると面接官は聞き取りづらくなり、せっかくいい内容を言ったとしても相手にうまく伝わりません。
ゆっくり話すことを意識しながら、時折、間をおいて話すように心がけましょう。
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シニアの場合の注意点
ここではシニアの方に注意していただきたい点をご紹介します。
結論から話す
話すときは、結論から話しましょう。
なぜなら、結論から話したほうが面接官に自分の考えが伝わりやすいからです。
ダラダラとまとまりなく話すと、結局何が言いたかったのか分からなくなります。
そうならないためにも、話すときには結論から述べ、次に理由といったように、相手に伝わりやすい構成で話しましょう。
話を遮らない
シニア世代はせっかちになりがちな人が多く、面接でもつい相手の話を遮って自分の話をしてしまったことはありませんか?
話を遮られると、「この人は話を最後まで聞かない人だ」とみなされ、選考通過率が下がってしまいます。
最後まで話を聞くのは、コミュニケーション上でも大切なところです。
「自分が、自分が」という感じでは、周りから協調性がないと思われてしまいますので、話を遮らないように注意してください。
タメ口を使わず、誰に対しても敬語で
自分のほうが年上だから、といって面接官にタメ口で話すのはNGです。
仮に採用された場合、面接官はあなたの上司になり、職場のほとんどの上司が年下である可能性は高いです。
採用してもらいたいという自分の立場をわきまえ、誰に対しても誠意のある話し方をしましょう。
まとめ
面接で好印象を与えるコツを解説してきました。
シニアの場合、面接官の多くは年下の可能性が高いです。上から目線にならないよう、謙虚さを持って面接に臨みましょう。
元気よくハキハキするのは基本ですが、若手では出せないような、落ち着いた対応力も中高年の魅力的なポイントです。
腰の低い姿勢で、今までの経験と貢献できるところをアピールすれば、面接官からも信頼を得ることができます。
ぜひこれらを参考にして、面接で好印象を残し、再就職を目指しましょう。
この記事の監修者
松澤裕介 【キャリアアドバイザー】
キャリアアドバイザーとして、転職相談3,000名以上、紹介企業数10,000社以上に対応。年間1,000名以上の履歴書、職務経歴書を作成。主に医療・介護業界の人材紹介を担当。「シニア人材の転職市場・転職の注意点」などのテーマで記事やコラムを監修。