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退職金運用の失敗例5選!注意点は?

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退職金運用の失敗例5選!注意点は?

退職金運用は、豊かな老後生活に欠かせない取り組みです。しかし、中には退職金運用で損失を負ってしまう失敗例もあります。本記事では、退職金運用の失敗例から学ぶ注意点を紹介していきます。

目次

(この記事は、アドバイザーナビ株式会社の提供による広告です。)

退職金運用の失敗例5選

「退職金を元手に大きな利益を得たい」という気持ちが先行してしまうと、大きな損失につながってしまうことがあります。ここからは、退職金運用でよく見られる失敗例を5つ紹介していきます。

失敗①ハイリスク商品ばかりに投資する

金融商品にはさまざまな種類がありますが、いずれ生活資金として取り崩す退職金はハイリスクな運用には向きません。しかし、中には「短期で大きな利益を狙いたい」という気持ちから、ハイリスク商品にばかり手を出してしまう人もいます。

ハイリスク商品は大きな利益が狙える一方、大きな損失を抱える可能性もあります。もしハイリスク商品での運用によって大きな損失を抱えてしまえば、老後の生活が回らなくなることも考えられます。

失敗②1つの銘柄に集中投資

1つの銘柄に集中投資してしまうのも、よくありがちな失敗です。特に、投資経験が浅い人はインターネットやマネー雑誌で見た情報をそのまま飲み込んでしまい、「この銘柄を買っておけば間違いない!」と集中投資してしまうことがあります。

1つの銘柄だけに投資している場合、その銘柄の価格が下がったときに資産全体が大きく下落してしまいます。分散投資ができていなければ、マーケット下落時のダメージも大きくなる点に注意しましょう。

失敗③よく理解しないまま商品を購入する

金融商品にはそれぞれリスクがあり、購入時はそれらのリスクをしっかりと理解しておく必要があります。何となく分かったつもりで投資を始めてしまうと、思いもよらないリスクに直面したり、想定以上の損失を負いかねません。

特に、ネット証券などオンラインで購入手続きを行う場合は、自ら目論見書等の書類をチェックしてリスクに関する注意点を理解する必要があります。目論見書でチェックすべきポイントが分かっていなければ、大切な情報を見落としてしまうこともあるでしょう。

失敗④長期のライフプランを立てていない

退職金運用に限らず、資産運用ではライフプランに基づいて運用計画を立てることが重要です。「何年後にどれくらいのお金が必要になる」ということが分かっていなければ、適切な金融商品を選定できません。

「とりあえずこの商品でいいや」、「10年くらいは使わないだろう」といった曖昧な動機で運用をスタートしてしまうと、十分なパフォーマンスを得られない可能性があります。

特に、金融商品の中には中途解約ができないものもあるため、運用期間や運用金額についてはきちんと計画を立てたうえで決定することが重要です。

失敗⑤慣れない資産運用で感情に左右される

資産運用でありがちなのが、感情に左右されて売買を繰り返してしまうケースです。特に、退職金のように大きな金額での運用となると、少しの下落でも焦りを感じてしまう人も多いことでしょう。

しかし、感情に左右されて行き当たりばったりの売買を繰り返していると、結局手数料や小さな損失が積み重なってしまいます。結果として、「短期売買で元本を減らしてしまった」ということも十分起こりうるのです。

退職金運用での注意点

前述の失敗例を踏まえたうえで、退職金運用に取り組む際は次の5点に注意しましょう。

  • 基本はローリスクローリターン
  • 分散投資を徹底する
  • 金融のプロに相談する
  • 老後のライフプランをしっかり立てる
  • 現役世代のうちから資産運用に取り組む

それぞれくわしく解説していきます。

注意点①基本はローリスク・ローリターン

資産運用を始めるときは、どうしても「大きな利益を得たい」という気持ちが大きくなってしまうかもしれません。しかし、退職金はいずれ生活資金として取り崩すことから、ハイリスクな運用には不向きです。

「ローリスク・ローリターン」での運用を基本として、「大きく増やす」よりも「資産を守る」ことを重視するようにしましょう。

なお、株式投資や投資信託などで一部リスクを取る場合は、「リスク性のある金融商品は全体の〇割まで」など上限を定めておくことがおすすめです。

注意点②分散投資を徹底する

よりリスクを低減するためには、複数の金融商品に分散投資することが大原則です。

退職金運用に取り組んでいる最中、大きなマーケットの下落を経験しないとも限りません。たとえば、その状況下で商品Aは20%下落、商品Bは10%下落したと仮定します。

もし商品Aだけに集中投資している場合、保有資産は20%下落することとなります。一方、商品Aと商品Bに半分ずつ分散投資していれば、保有資産の下落は15%に留められます。

このように、分散投資は大きな市場変動のときに損失を和らげる効果があります。退職金運用に取り組む際は、必ず複数の金融商品を組み入れることを徹底しましょう。

注意点③金融のプロに相談する

退職金運用は、金融のプロに相談することも検討するとよいでしょう。

相談先は証券会社や銀行、FPなどさまざまな種類があるが、中でもおすすめなのが「IFA」への相談です。IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは、特定の金融機関に所属しない金融アドバイザーです。

IFAは金融機関から独立した存在であるため、顧客の立場に立ったアドバイスをもらうことができます。顧客のライフプランや運用意向、投資経験などを踏まえたうえで助言をしてくれるので、適切な退職金運用に取り組むことが可能です。

また、IFAは退職金運用だけでなく、お金に関する総合的な相談をすることもできます。老後生活では、生活資金だけでなく介護資金や医療費、相続対策などさまざまなお金の悩みが発生するため、それらの問題をワンストップで相談できる点は非常に便利です。

退職金運用に不安を抱えている人は、ぜひIFAへの相談を検討してみましょう。

注意点④老後のライフプランをしっかり立てる

資産運用に取り組む際は、今後何十年ものライフプランをきちんと立てておくことが大切です。特に、退職金運用では次のような点を明確にしておきましょう。

  • 何歳まで働く予定か
  • 年金の受取開始は何歳か
  • 年金の受取額はいくらになる見通しか
  • 毎月の生活資金は年金だけでまかなえるか
  • 大きな支出の予定はあるか(家のリフォームなど)
  • 医療や介護への備えは十分か

特に、年金については老後の限られた収入源のため、いざ受け取りを開始して「思ったよりも少ないので、運用に回したお金を戻したい」ということにならないように、事前に受取額の試算をしておきましょう。

なお、前述のIFAへの相談では、こうしたライフプラン形成のサポートも受けられます。「どのように運用計画を立てればいいか分からない」という人は、ぜひIFAの力を借りてみましょう。

注意点⑤現役世代のうちから資産運用に取り組む

退職金運用で失敗しないためには、現役世代のうちから資産運用に取り組み、しっかりと経験値を積んでおくことが重要です。マーケットの変動に慣れていれば感情に左右された取引を行わずに済みますし、分散投資の基本も身につけられます。

また、早いうちから資産運用を始めておくことで、退職金に頼らずとも老後の生活資金をしっかり準備できる可能性もあります。退職時に老後資金を確保できていれば、退職金は住宅ローンの繰上返済に充てたり、孫の教育資金として贈与したりなど、運用以外の選択肢も増えます。

豊かなセカンドライフを送るためにも、資産運用はぜひ早いうちからスタートしておきましょう。

退職金運用はプロに相談しよう

退職金運用での損失は、老後の暮らしにも影響を与えてしまいます。より適切にリスクをコントロールしながら運用に取り組むためには、金融のプロであるIFAに相談することがおすすめです。

IFAに相談すると、利用者に合った運用商品を提案してもらえるため、投資経験の浅い人でも安心して運用に取り組めます。「退職金運用で失敗するのが不安」、「専門家のアドバイスを取り入れたい」という人は、ぜひIFAへ相談してみましょう。

IFAを探す際は金融庁のホームページ等でも探すことができますが、アドバイザーナビ株式会社が運営する「退職金ナビ」から検索することがおすすめです。

「退職金ナビ」では、細かい条件で意向に合ったIFAを検索できます。プロの視点から資産運用の疑問を解決し、納得した上で資産運用を行いましょう。

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