脂肪肝を改善するための食事方法と簡単なレシピ【健康管理士監修】
日本人の脂肪肝の割合は健診受診者の30%。脂肪肝は放置すると肝炎や肝硬変、肝臓がんへと悪化する恐れがあります。そこで脂肪肝の予防や、改善のための食事方法、簡単なレシピを紹介します。
- 目次
- 肝臓の機能と病気について
- 肝臓の主な機能は「代謝する」「解毒する」「胆汁を作る」
- 脂肪肝の種類とリスク、国民の脂肪肝割合
- 脂肪肝の主な原因は肥満・糖質の過剰摂取・アルコール
- シニアの食生活はとくに注意が必要
- アルコールと脂肪肝の関係
- 肝機能に関連するAST・ALT・γ-GT・ChE・中性脂肪とは
- 脂肪肝や肝臓機能の改善に効果のある栄養素と食品
- アンモニアの解毒を促進する「オルニチン」
- 抗炎症効果がある「セサミン」
- コレステロールを減らす「タウリン」
- 過剰摂取すると肝機能に悪影響をおよぼす「ビタミンA、βカロテン」
- 肝炎の症状を緩和する「ビタミンE」
- 脂肪肝の食事療法にぴったりな「地中海式ダイエット」とは
- 脂肪肝の対策や回復にぴったりなレシピ
- 野菜としめじ中心の緑豆春雨を使ったチャプチェ
- しじみとえのきのすまし汁
- まとめ:食事方法やアルコール量を見直して脂肪肝を改善しよう
肝臓の機能と病気について
病気になっても、すぐにわかりやすい症状が現れないため、沈黙の臓器とも呼ばれる肝臓。
肝臓の異変を放置すると、脂肪肝や肝炎、肝硬変、そして肝臓がんへと進行する恐れがありますので、健康診断の結果を確認し、肝機能に関係する数値に異常がないかどうか、注意を払う必要があります。
ここでは、肝臓の機能とともに、脂肪肝や肝炎、肝硬変などの病気について解説します。
肝臓の主な機能は「代謝する」「解毒する」「胆汁を作る」
肝臓には大きく分けて「代謝する、解毒する、胆汁を作る」という3つの機能が備わっています。
「代謝」は、消化管で消化されたあとの栄養素(糖・タンパク質・脂質)を肝臓で人間の体に役立つように作り変えて貯蔵し、必要なときにいつでもエネルギーとして供給できるようにしています。
さらに、肝臓には老廃物やアルコール、薬などの有害な物質を分解する「解毒」の機能もあります。
「胆汁」は、肝臓で作られた老廃物を流す働きをします。
胆汁は一度胆のうに蓄えられてから十二指腸に送られ、脂肪の消化吸収を助けるため、消化液の役割も果たします。
つまり肝臓の機能が低下すると、不要物の排出や解毒の機能が滞り、疲れやすくなったり、食欲がなくなったり、むくんだり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなったりする可能性があるのです。
参考:肝臓の働き l 肝機能の数値・肝臓の数値を調べる肝機能ナビ
脂肪肝の種類とリスク、国民の脂肪肝割合
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪がたまった状態を指します。続いては、脂肪肝の種類や、脂肪肝の危険性、日本人の脂肪肝率について解説します。
脂肪肝の種類
脂肪肝には2つの種類があります。1つはアルコール性脂肪肝、もう1つは非アルコール性脂肪肝(NAFLD:ナッフルディー/ナッフルド)です。
自覚症状はあまり見られませんが、放っておくと肝炎を発症し、アルコール性脂肪肝炎(ASH:アッシュ)、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:ナッシュ)となり、さらに進行すると肝硬変や肝細胞がんなどになってしまいます。
参考:脂肪肝 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
脂肪肝の危険性
脂肪肝の人のうち、多くはメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を合併しており、高中性脂肪や高LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、低HDLコレステロール(善玉コレステロール)などの脂質異常や、糖尿病などを発症する可能性が高くなります。
脂質異常や糖尿病になると、動脈硬化になりやすく、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクも高まりますので、注意が必要です。
参考:脂肪肝(全国健康保険協会)
日本人の健康診断受診者の約30%は非アルコール性の脂肪肝
2009年から2010年に国内で健康診断(健診)を受けた人を対象に実施した、非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の有病率調査によると、全体の29.7%もの人が非アルコール性脂肪肝だったことがわかりました。
男性では41.0%、女性では17.7%という差が見られ、非アルコール性脂肪性肝は男性に非常に多い症状であることがわかりました。
参考:Prevalence and associated metabolic factors of nonalcoholic fatty liver disease in the general population from 2009 to 2010 in Japan: a multicenter large retrospective study
脂肪肝の主な原因は肥満・糖質の過剰摂取・アルコール
脂肪肝の原因としては、主に下記のものが考えられます。
- 肥満
- 糖質の過剰摂取や糖尿病
- アルコール
- その他(内分泌疾患、ステロイド等の服薬の副作用、妊娠、栄養不足など)
厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」の最新版(2020年版)によると、日本の成人のうち肥満者(BMI値25以上)の割合は男性33.0%、女性22.3%となります。
シニアの食生活はとくに注意が必要
肥満者のデータを年齢別で見ると、男性は40歳代から60歳代の肥満率がもっとも高く(40歳代39.7%、50歳代39.2%、60歳代35.4%)女性は60歳代と70歳代がもっとも高く(60歳代28.1%、70歳以上26.4%)なることがわかりました。
先ほどの非アルコール性脂肪肝の有病率と同様に、男性の肥満者がやや多い傾向にあり、とくにシニア世代になると、肥満になる傾向が強くなるため、老後の食生活には注意が必要です。
なお、脂肪肝は痩せている人でも見られる症状です。
ほとんどの場合は過食や多量の飲酒が原因ですが、ほかの病気や、ほかの病気の治療薬による影響も否定できません。その場合は、主治医や医療機関などに治療方法や薬の選択、食事方法などを相談してみてください。
参考:
脂肪肝 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
脂肪肝(全国健康保険協会)
アルコールと脂肪肝の関係
脂肪肝の種類の項目でもお伝えしたように、脂肪肝にはアルコール性のものと非アルコール性のものがあります。
どちらの脂肪肝も肝炎や肝硬変などに進行する恐れがありますが、アルコール性肝炎(ASH)の場合ですと、肝臓の腫れや腹痛、黄疸、尿の変色、ひどくなると腹水やむくみなどが出現することもあります。
アルコール性肝炎になると、食欲不振や倦怠感、発熱などが見られるようになります。
アルコール性脂肪肝の改善には、節酒や禁酒などが必要ですが、同時にアルコール依存症の治療が必要な場合もあります。
肝機能に関連するAST・ALT・γ-GT・ChE・中性脂肪とは
肝臓の健康状態を知るには、健康診断や血液検査の項目のうち、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(ガンマGTP)、ChE(コリンエステラーゼ)、中性脂肪の数値を確認します。
AST(GOT)とALT(GPT)
ASTとALTは肝細胞で、肝臓に障害が起こって肝細胞が壊れると、血液中に流れる量が増えるため、数値が上ります。
なお、ASTは心筋や骨格筋、赤血球中にも多く含まれますが、ALTは主に肝臓に存在しているものです。
肝臓に問題がある場合は、ASTよりもALTの値のほうが高くなります(※1)。
γ-GT(γ-GTP、ガンマGTP)
γ-GT(γ-GTP)はタンパク質を分解する酵素の一種で、飲酒量が多いときや、胆道系疾患になると値が上昇します。
ASTやALTは正常値で、γ-GTPのみの数値が高い場合は、アルコールによる肝障害のほか、膵炎や膵臓がんなど、膵臓の病気の可能性が疑われます(※2)。
ChE(コリンエステラーゼ)
ChEは肝細胞でのみ作られる酵素で、脂質代謝にも関連し、神経伝達物質の一種を分解する働きをします。
基準値より低い場合は肝機能低下の疑いがあり、高い場合は脂肪肝の疑いがあります(※3)。
中性脂肪
中性脂肪は、食品に含まれる脂質や、体脂肪の大部分を占める物質です。
血液中の中性脂肪の値が150mg/dl以上になると「高トリグリセライド血症」とされ、高LDLコレステロール、低HDLコレステロールなどを招き、脂質異常と診断されます。この状態が続くと、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などになるリスクが高まります(※4)。
※1:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP | 肝臓に関する検査の一覧 | 肝炎.net
※2:γ-GTP | e-ヘルスネット(厚生労働省)
※3:コリンエステラーゼ - 血液検査の意味 l 肝機能の数値・肝臓の数値を調べる肝機能ナビ
※4:中性脂肪 / トリグリセリド | e-ヘルスネット(厚生労働省)
脂肪肝や肝臓機能の改善に効果のある栄養素と食品
続いては、脂肪肝や肝機能の改善に役に立つ栄養素と食品について解説します。
アンモニアの解毒を促進する「オルニチン」
オルニチンには疲れの回復や睡眠の質の改善などの効果があり、アルコールによって起こる疲労を抑制する効果もあるとされています。
また、アミノ酸の代謝や、食べ物の分解、消化、激しい運動をした後に発生する有害物質のアンモニアを無害化する作用があり、肝機能の改善にも期待ができます。
オルニチンを多く含む食品としてよく知られているのは「しじみ」ですが、近年では、きのこ類もオルニチンが豊富であることがわかりました(※)。
※きのこ(ぶなしめじ)中のオルニチンの定量 - 農林水産省
抗炎症効果がある「セサミン」
ごまの有効成分として知られる「セサミン」には抗炎症効果があり、肝炎の症状を改善することが、慶應義塾大学医学部と日本医療研究開発機構の研究によってわかりました(※)。
この研究によると、セサミンは摂取後に肝臓で代謝され、活性代謝物SC1に変換し、これが受容体タンパク質ANX A1(アネキシン A1)と結合して活性型にすることにより、炎症性物質の発現を抑制し、肝炎などで過剰な炎症が抑えられ、症状の改善につながることがわかったそうです。
※セサミンの抗炎症効果に関わる分子的作用機構を世界で初めて解明 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
コレステロールを減らす「タウリン」
タウリンとはタンパク質が分解される過程でできるアミノ酸に似た物質で、胆汁酸と結びつくとコレステロールを消費します。
コレステロールを減らし、心臓や肝臓の機能を高め、視力の回復や、インスリン分泌の促進、高血圧の予防なども期待できるそうです(※1)。
タウリンは、牡蠣、あさり、しじみなどの貝類、たこ、いかなどの軟体類、カニなどの甲殻類、アジ、サバなどの青魚、ブリやカツオの血合いなど、魚介類や軟体動物に多く含まれています(※2)。
※1:タウリン | e-ヘルスネット(厚生労働省)
※2:タウリンが豊富な食材 摂取する時のポイントとおすすめレシピ|疲れに効くコラム powered by リポビタン|大正製薬
過剰摂取すると肝機能に悪影響をおよぼす「ビタミンA、βカロテン」
ビタミンAとは、レチノール、レチナール、レチレインの総称で、レバー、バター、卵などの動物性食品に多く含まれます。緑黄色野菜などに多いβカロテンは、摂取後に体内でビタミンAに変換される成分で、プロビタミンAとも呼ばれています。
ビタミンAは肝臓に貯蔵され、健康体であれば欠乏することはほとんどありません。しかし、アルコールの大量摂取や脂肪の吸収不良、タンパク質欠乏などによってビタミンA欠乏症に陥ることもあります。
なお、ビタミンAとβカロテンを過剰に摂取すると、肝臓が肥大して脂肪肝になる恐れもありますので、健康体の人はサプリメント由来のビタミンAなどの過剰摂取に気をつけてください。
参考:ビタミンAの過剰摂取による影響(食品安全委員会)
肝炎の症状を緩和する「ビタミンE」
ビタミンEとは脂溶性(油脂に溶ける)ビタミンのひとつで、4つのトコフェロールと4つのトコトリエノールの合計8種類の化合物を総称したものです。
強い抗酸化作用があり、生体膜の機能を正常に保つことや、赤血球の溶血防止、生殖を正常に保つことに関与しています。
厚生労働省がまとめた「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、もっとも作用が強いα-トコフェロールのみを指標にして、ビタミンEの食事摂取基準を策定しています(※1)。
α-トコフェロールが多く含まれるのは、煎茶や抹茶、玉露などの緑茶類や、アーモンドやピーナッツなどのナッツ・種子類などです(※2)。
なお、ビタミンEの摂取は、非アルコール性の脂肪肝(NAFLD)や肝炎の緩和に作用するとされています(※3)。
※1:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書
※2:日本食品標準成分表2020年版(八訂):文部科学(日本食品標準成分表 第2章データ)
※3:日本消化器病学会・日本肝臓学会 NAFLD/ NASH治療ガイドライン2020(改訂2版)(59ページ目)
脂肪肝の食事療法にぴったりな「地中海式ダイエット」とは
日本消化器病学会と日本肝臓学会がまとめた「NAFLD/ NASH治療ガイドライン」では、不飽和脂肪酸を多く含む「地中海式食事法」(地中海式ダイエット)が、非アルコール性脂肪肝や肝炎の食事療法として推奨されています。
地中海式食事法は「地中海食ピラミッド」などとも呼ばれ、下記のようなランキングであらわすことができます。
<地中海式食事法で重視する順位>
- 毎日の運動習慣
- 毎日毎食:精製度の低い穀物、野菜、果物、海藻、オリーブ・えごま・なたね・米・アボカドなどの油、豆類、ナッツ類、お水を飲む
- 週2〜3回程度:魚介類
- 週1回程度:卵、チーズ、鶏肉、少量のワイン
- 月に数回:牛肉や豚肉などの赤身肉、お菓子
まず食事方法の前に、運動を習慣づけることで、肥満解消を目指します。
地中海料理というと、毎食魚介類が中心で、オリーブオイルをふんだんに使い、チーズやワインをたくさん食べるような印象がありますが、地中海式食事法では、魚は週2〜3回程度で、チーズやワインも週1回にとどめ、普段は菜食中心にするそうです。
日本食に置き換えますと、これまで食べていた白米を、玄米やもち麦ごはんへ代え、野菜やきのこ類のほかに、海苔や納豆、豆腐とわかめなどを入れたみそ汁を毎回食べるといいかもしれません。そして食後には緑茶を飲みましょう。
このメニューに、ときどき焼き魚や煮魚を加え、デザートには果物を摂るようにします。
ご褒美として、月に数回、お肉や甘いデザートを食べるくらいにしておくといいでしょう。
脂肪肝の対策や回復にぴったりなレシピ
ここまで解説した栄養素や食事方法などをもとに、脂肪肝の人におすすめのレシピを紹介します。
野菜としめじ中心の緑豆春雨を使ったチャプチェ
まずは色とりどりの野菜と、オルニチンたっぷりのしめじをメインに据えて、セサミンが豊富なごまをたっぷりかけた、緑豆春雨のチャプチェを紹介します。
春雨は、緑豆(りょくとう)やじゃがいも、さつまいもなどのでんぷんを麺状に加工した乾燥食品です。茹でた状態で白ごはんの半分くらいのカロリーになりますので、ダイエットにもぴったりです。
国産の春雨ですとイモ類のでんぷんを使用しているものがほとんどですが、中国産の緑豆春雨も店頭でよく見かけます。緑豆とはマメ科の植物で、日本ではもやしの種子としてよく使用されるものです。
緑豆春雨のカロリーは、イモ類が原料の春雨とあまり変わりませんが、食物繊維やタンパク質、そのほかのミネラルが若干多く摂ることができ、糖質も少しだけ抑えられます。
また、普通の春雨よりも煮崩れしにくく、弾力があって食べごたえがありますので、少量でも満腹感を得られるのがポイントです。
参考:
緑豆はるさめ - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism
春雨 - カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism
<使用する材料(2人分)>
- 緑豆春雨(乾燥タイプ)、50グラム
- たまねぎ、4分の1個
- パプリカ赤・黄、各4分の1個
- にんじん、4分の1本
- にら、2分の1束
- しめじ、2分の1パック
- いりごま、大さじ1
- しょうゆ、大さじ1
- 砂糖、小さじ1
- 塩こしょう、少々
- ごま油、大さじ1、仕上げ用のごま油、小さじ1
- コチュジャン、小さじ1
<作り方>
- 乾燥した緑豆春雨を袋から取り出し、袋に書いてある時間を参考にして、お湯で茹でます。茹で上がったら水気を切り、食べやすい長さに切りそろえます。
- 玉ねぎは薄切りに、パプリカ、にんじんは千切りに、にらは4〜5センチぐらいの長さに切りそろえ、しめじは石づきを切り落として食べやすい大きさにほぐします。
- フライパンにごま油を入れて熱し、2の「にら以外」の野菜を入れて、塩こしょうを振り、野菜に火が通るまで炒めます。
- 1の緑豆春雨を入れて、しょうゆ、砂糖、コチュジャンなどの調味料を入れて全体に絡ませながら炒めます。
- にらを入れ、火が通るまで炒めます。
- 火を止めて、仕上げ用のごま油とごまをかけ、全体にまんべんなく絡めたら完成です。
しじみとえのきのすまし汁
オルニチンとタウリンがたっぷりのしじみと、食物繊維やビタミンB群、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、オルニチンがたっぷりのえのき茸を使った、肝臓にやさしいすまし汁です。
しじみは、冷凍品や砂抜き済みのものを使うと便利です。
<使用する材料(2人分)>
- しじみ、200グラム
- えのき茸、2分の1袋
- 小ねぎ、1本
- 酒、大さじ1
- しょう油、小さじ1
- 塩、少々
- 水、2カップ
<作り方>
- しじみは殻をこすり合わせながら流水で洗います。砂抜きが必要な場合は、塩水をボウルなどに入れ、ザルでしじみをボウルの底につけないようにしながら、常温で3時間ほどつけておきます。アルミホイルなどでボウルを覆うと、しじみが吐いた水で周囲が汚れるのを防ぐことができます。
- えのき茸は石づきを切り落として、食べやすい大きさにほぐします。小ねぎは小口切りにしておきましょう。
- 砂抜きが終わったしじみと水、酒を鍋に入れて火にかけます。アクを取りながら、しみじの殻が開くまで煮ます。
- えのき茸とほかの調味料を入れ、火が通ったら、ねぎを散らして完成です。
まとめ:食事方法やアルコール量を見直して脂肪肝を改善しよう
脂肪肝には非アルコール性とアルコール性のものがあります。
非アルコール性の場合は、運動と野菜中心の食事方法を組み合わせて、肥満の解消を目指しましょう。
アルコール性の場合は、運動や食事とともに、アルコールの制限も必要です。
いずれの脂肪肝の場合も、主治医や医療機関などに治療方法や食事方法を相談のうえ、今回紹介したレシピなどを参考にしてください。
脂肪肝は自覚症状があまり見られませんので、定期的な健康診断を受診し、症状を発見することが重要です。
まずは1年に1度、必ず健康診断(健診)を受けましょう!
こちらの記事もぜひ参考にしてください。
この記事の監修者
高橋正美 【健康管理士一般指導員】
日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー(CFP®認定者)として相談業務にあたる中、お客様の急死や、若い仲間の大病による入院などを目の当たりにして、生活習慣病予防の大切さを痛感。医療費等の支出削減を図るためにも、健康管理が重要であることに気づき、健康管理士一般指導員の資格を取得。お客様相談の中で、必要に応じて健康寿命延伸のための情報も提供している。