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創刊記念 シニアジョブ代表・中島康恵スペシャルインタビュー1

シニアタイムズ編集部 【編集部メンバー】

シニアタイムズの創刊を記念して、シニアジョブ代表の中島にインタビューしました。初回はシニア支援開始のきっかけを聞きます。

目次

50歳以上のシニアに特化した転職支援サービスを提供する株式会社シニアジョブ。
シニアの転職や就職を応援し、シニア転職や企業のシニア採用のノウハウや最新情報を紹介する新しいメディアサイト、シニアタイムズが誕生しました。

今回、シニアタイムズの創刊を記念して、シニアジョブ代表取締役 中島康恵に、シニア転職支援サービスを始めた経緯や、シニアタイムズを創刊した目的、今後、シニアタイムズで発信していきたいことなどについて、スペシャルインタビューを行いました。

今回はその1回目をご覧いただきます。

シニアタイムズはシニア転職の情報発信の場に

――シニアタイムズは、シニアジョブとして初のメディアとなりますね。

シニアジョブ代表取締役・中島康恵(以下、中島): 
はい。正式にリリースするメディアとしては初になります。これまでも、コラムやブログなどでの情報発信はしてきましたし、私自身、外部のメディアへの連載や寄稿などは行ってきたのですが、シニアジョブとしてシニア転職に関する情報発信の場をしっかり整えたいと考えました。

――どんなことをシニアタイムズで行っていくのでしょうか?

中島:
ここ数年で「シニアを採用したい」と考える企業は大きく増えました。私たちがシニアジョブを始めた当初は、もっと少なかったです。いろいろヒアリングすると「シニアでも採用したい」という企業はそれなりの数があっても、なかなか自分から「シニアを採用したい」という企業のお問い合わせはなかった。それがだいぶ増えてきています。

しかし、まだまだシニアの採用に消極的な企業のほうが多い。これは、「シニアは頑固」、「シニアは体力がなく病気になりやすい」、「シニアは使いづらい」といった固定観念があるためです。この誤解を解いていく必要があると思っていて、そのためにも情報発信が必要です。

また、働きたいシニアの側も、「この年齢で雇ってくれるだろうか?」、「若い人と馴染めないのではないか?」といった懸念から消極的になりがちですが、「そんなことはない、あなたを必要としている会社はたくさんある!」ということを伝えていく使命が、私たちにはあると思っています。その1つのチャネルとしてこの度、シニアタイムズをオープンいたしました。

シニア転職支援を始めたきっかけとは?

――シニア転職支援を始めたきっかけについても聞かせてください。

中島:
最初に会社を立ち上げた時は、IT会社として始めました。起業前から「社会のためになることをやりたい」という想いはあったけど、振り返るとまだ、「こんな人のために」というターゲットなどはハッキリあったわけではないですね。社会課題をリサーチしてITの力で解決したい、ぐらいの想いでIT会社を始めました。

それがまず、売れなかった(笑) いろいろ営業に回っているうち、売っていたシステムではなく「人がほしい」という企業が現れたんです。それも「高齢者でもいいから」って。この要望が妙に心に引っかかってしまって…。

だって、その後もあちこちの企業に聞いてみると、確かに「シニアでもいいから人材がほしい」という企業は結構な数があるわけですよ。けれどニュースでは、「中高年の就職が厳しい」と報道している。そこにはミスマッチというか、適切なマッチングが存在してない状況があったんですね。

――そこで「自分がこの状況を解決しよう」と思ったのでしょうか?

中島:
いや、まだこの時点では「これはチャンス?」くらいの半信半疑の状態でした(笑) もう一つ引っかかっていたことがあって、それは私の父が建設会社をやっていて、当時既に60歳を超えていたんですが、普通に元気で現場にも行くし、とても引退するイメージは描けなかった。なので、シニアが働けないとか、就職できないという現実に違和感を感じたんですね。そしてその違和感が憤りに変わる事件が起こったんです。

それはシニアの転職支援を始めてからのことでしたが、67歳の施工管理技士のシニアの面接に同行した帰り道、最寄り駅までその方に車で送ってもらっていたら、その方がボロボロと泣き始めたんです。「この道路もあの橋もみんな自分が手掛けたもの。地域のために尽くしてきたのに、定年を過ぎたらどこにも雇ってもらえない。この気持ちがわかるか?」と。まだ家のローンもあって、孫にお年玉もあげられないと語るんです。これを聞いて私も泣きました。

そこからです、シニアの支援に自分の一生を捧げようと思ったのは。このように困っているシニアの方がいたら仕事を紹介しよう、100人のシニアが仕事に困っていたら100人に、1000人なら1000人に、出会うシニアすべてに仕事を紹介しようと心に決めました。

シニアが活躍できる未来を作る会社に

――シニアの就職難を目の当たりにして、ライフワークが決まったんですね!

中島:
そう、これまでも「未来をつくりたい」という想いはありましたが、それが「シニアが誰でも活躍できる未来をつくりたい」と具体的になりました。

その後、会社と事業は年々順調に成長し続けていますが、まだまだ人材会社としては駆け出しの小さな会社。どんな経歴のシニアでも仕事に就けるようにするには、力が足りていませんが、建設分野の施工管理技士や税理士などの専門職から始めたシニア転職紹介も、一部無資格の方にまで拡げるところまで来ました。

シニアの方の転職ノウハウや、企業がシニアの方を採用・活用する際のノウハウも蓄積が進んでいますので、それらの情報発信にも今後力を入れていく予定です。

――そうした情報発信の場が、このシニアタイムズになるのですね。

次回は、シニアの転職ノウハウなどについてインタビューします。お楽しみに!

この記事の監修者

シニアタイムズ編集部 【編集部メンバー】

シニアの再就職・転職活動に役立つ情報、老後のお金・住まい・趣味に関する話題など、幅広い情報をお届けします。

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