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年下上司との付き合い方、苦手な方必見!うまく付き合うためのポイント4つ

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

年下上司との付き合い方に悩むシニアは少なくありません。ここでは年下上司とうまく付き合うためにはどうすべきか、4つのポイントについてご紹介!

目次

50代以降のシニアが転職や再就職をした場合、年下の上司がいることがほとんどです。
新しい会社に入ると仕事を教えてもらう立場となり、教えてくれるのは自分より年下の年代でしょう。

ただ、中高年の方の中には年下上司だとやりづらさを感じてしまい、「どうやって付き合っていけば良いのか?」と悩んでしまう人もいるでしょう。

ここでは年下上司とうまく付き合うための方法をご紹介します。

年下上司と付き合いづらいと思ってしまう理由


仕事をするときに年下上司だと「付き合いにくい」、「やりにくい」と感じることがあります。なぜ、年下上司の場合に付き合いづらさを感じてしまうのでしょうか。

ジェネレーションギャップを感じる

年下上司と付き合っていく上で、ジェネレーションギャップを感じてしまうことがあります。年代によって考え方や付き合い方には違いがあり、10歳以上離れているならなおさら感じてしまうことでしょう。

また、会話をしていても話す内容や知っていることは年代が違えば大きく異なるので、噛み合わないこともあるかもしれません。

プライドがある

年下上司と付き合いにくいのは、「自分の方が年上だ」というプライドが捨てきれないところもひとつの理由です。

年下の上司よりも自分の方が経験もあり仕事にも慣れている可能性があります。
そのような状況の中、年下に指示されることにより、「気に食わない」と感じることもあるでしょう。

学校、特に体育会系の部活などでは年齢によって先輩後輩の序列がはっきりしていますし、年功序列が色濃く残る会社などでもそうした社風があったかもしれません。「年長者を敬う」といった道徳的な文化もあるため、こうした中で長く過ごした中高年の方には年下の上司が生意気に見えてしまうこともあるでしょう。

しかし、年上というプライドが捨てきれず、年下上司の話は聞く耳を持たない態度を持ってしまった場合、上司やまわりの社員からも扱いにくいと思われる可能性があります。

年齢で相手を軽く見てしまう

また、年下上司のことを軽く見てしまうことがあります。自分の方が年齢も上で経験があった場合、「自分よりも年下だけど大丈夫だろうか?」と心配してしまうこともあるでしょう。

もし、年下上司と自分に能力の大きな差が見られないようなら指示に従うときに納得できないこともあるかもしれません。結果的に上司を軽く見るようになり、付き合いにくさを感じます。

年下上司と上手に付き合っていくためのポイント


年下上司と付き合うことが難しく感じることもあるはずですが、仕事を成功させるために上手に付き合う必要があります。どのようなことを念頭に置くと年下上司と付き合いやすくできるのかポイントをご紹介します。

コミュニケーションをしっかりととる

年下上司とうまく付き合うためには、コミュニケーションをしっかり取ることが大事です。自分の考えだけで相手を判断してしまったら、良い関係を築くことはできません。
相手のことを思いやりながら会話をしてみると、お互いに話しやすくなり、相手の意外な一面を知ることができるかもしれません。

上手にコミュニケーションを取ろうとする必要はなく、まずは挨拶やひとこと声をかけるだけで問題ありません。迷惑にならない程度にたわいもない話題を持ちかけてみるなど接し方を考えることで自然と会話ができるようになり、相手と良い関係を築くことができます。

ときには我慢することも大切

年下上司と付き合うために、時には我慢することも大切です。例えば、年下上司から仕事に対してきつく言われ、「自分の方が年上なのに」とムカついてしまうこともあるでしょう。

ただ、その時に反論せず我慢することで問題を大きくせず、関係を悪くならないようにすることができます。年下上司の言動にイライラしたとしても、軽いものなら流して我慢してみましょう。

年上というプライドを持つことも大事ですが、職場の人間関係を良好にするためにはプライドを捨てる勇気も必要です。

年齢を気にせずに接してみる

相手は年下だから、という考えをやめることも大事です。年齢ばかり気にしてしまうとさらにまわりと付き合いづらくなり、自分自身も接しにくくなるのと同時に人間関係を悪くしてしまう可能性があります。
年齢という概念を捨てて接してみることにより、気持ちが少し軽くなるかもしれません。

誰に対しても敬語で話してみる

誰に対しても敬語を使って話してみるのもよいでしょう。誰に対しても敬語で話すと決めてしまえば、年下上司と関わるのも、今までより苦ではなくなるかもしれません。
年齢に関係なく敬語を使うことにより、まわりからの好感度も上がります。

まとめ


年下上司と接することは決して簡単なことではありません。さきほどご紹介したポイントを実践していただければ、今までより付き合い方を難しく考えずに過ごせるでしょう。

これからも長く仕事をしていく上で、まわりの人間関係を良くすることや、年下上司との関係が少しでもストレスにならないようにしていくことは大切なので、ぜひ参考にしていただければと思います。

この記事の監修者

松澤裕介 【キャリアアドバイザー】

キャリアアドバイザーとして、転職相談3,000名以上、紹介企業数10,000社以上に対応。年間1,000名以上の履歴書、職務経歴書を作成。主に医療・介護業界の人材紹介を担当。「シニア人材の転職市場・転職の注意点」などのテーマで記事やコラムを監修。

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